December 2008
名代あんこう鍋 いせ源
都内唯一の専門店で、9月から4月まで出される「あんこう鍋」。ていねいに下ごしらえした「あんこう」を秘伝の割り下で煮立てます。濃厚な「あん肝」がとろけます。お鍋の締めのおじやも美味しい。白身のから揚げもいただきました。
以前は、1階のお座敷でいただきましたけれど、今回は2階の広間へ。午後7時ごろ入店して、8時過ぎには、ほかのお客様がいなくなりました。その片付けをはじめたのはよろしいのですけれど、2階の窓まで開け放ってしまったのはどういうわけなのかしら。一時的な換気ということでもなく、寒風が吹き込んで、まるで「早く帰って」といわんばかり。あとで営業時間を確認したら、22時でした。われわれがさいごの客になってしまったので、2階の担当者は手持ち無沙汰だったのでしょうか。しかし、ねえ。。。下足番の男性は、とても好感の持てる方だっただけに、2階席の対応に「?」がつきました。
クリスマスイブは句会
先週の川柳の会で、川柳の号(柳号というそうです)を付けていただきました。悦花の花をとって、「はなうさぎ」。ですから、川柳の会では「はなうさぎ」と名乗ることになります。やすみりえさんの「人」に採っていただいた句。
綿虫のましろき時間漂ひし はなうさぎ
そして今週、クリスマスイブは句会でした! 今年最後の句会ということで13人が出席。「ましろき時間」を流用して、
口ごもるましろき時間冬ごもり 悦花
埋み火やふいに翳りし膝頭 悦花
次回、新年句会は、蕎麦屋さんを貸しきって行うことに。楽しみです。
「蕎麦屋de819」 in茅場町長寿庵
明治40年創業。茅場町の地下鉄を出てすぐの交差点に面したビルの地階にあります。奥の座敷を衝立で仕切っていただき句会をしました。コース料理の最初に蕎麦稲荷が出され感激。お刺身、玉子焼き、焼き鳥、海鼠酢。。。いずれも美味!
ときどき厨房のご主人自ら座敷に顔を出され、あたたかいお料理を出すタイミングを図ってくださいました。締めは、ごま切りせいろ(とろろがけ)と柚子切り。二色も出されるのが、うれしい。大満足。
大男屋根に屈まる十二月 宗雄
ひとつぶの音に始まる時雨かな 島兔
思い出を閉じ込め青い冬の空 薫
鈍色の傘のまばらに時雨けり 俳蘭人
おでん屋の爺じと婆ばに逢いに行く 下松
昼のテロ冬青空の濡れてをり 悦花
浅草「助六の宿 貞千代」江戸町衆料理
長野のS様の呼びかけで、 フランスからマルクさんとソフィさんご夫妻 をお迎えして、お食事会が催されました。浅草「貞千代」は、S様の定宿。私も句会などで何度か使わせていただいております。お食事会に集まったのは、ご夫妻とS様含めて9名。
20代のソフィーさんご夫妻は、秋田犬・北海道犬3頭と暮らしているそうで、持参のパソコンで、かわいい子供たち(わんこ)の画像も拝見。新たにS様のもとから、北海道犬の仔犬がフランスに旅立ちました。
「鬼兵犯科帳」にちなんだ江戸町衆料理をいただきました。お品書きより。
刺身・海老素揚、酢の物、季節の小鉢、帆立貝磯焼き、白身魚の柚子味噌田楽焼き、地鶏鍋、桜葉包み鮭寿司、天麩羅(穴子・鱧・薩摩芋・稲穂・獅子唐)、菜飯、香の物、白玉みぞれあえ(枝豆・卵白)、吸い物・魚の団子。
11月に読んだ本
事情により、句集はじめ、俳句関係の書物が多くなりました。再読を含みます。
『今日の俳句』(金子兜太・知恵の森文庫)
『サラリーマンのための俳句入門』(石寒太・広報社)
『通りゃんせ』(岸本マチ子句集・角川書店)
『虎刈』(寺澤一雄句集・牧羊社)
『ゆく船』(池田澄子句集・ふらんす堂)
『翌朝回路』(宮崎斗士句集・六花書林)
『白澤弓彦句集』(邑書林)
『句集 メキシコ料理店』(小野裕三・角川書店)
『夏館』(長嶺千晶・本阿弥書店)
『玩具帖』(三宅やよい・蝸牛新社)
『駱駝のあくび』(三宅やよい・ふらんす堂)
『現代秀句選集 別冊俳句』(角川書店)
『加藤楸邨 鑑賞秀句100句選』(石寒太・牧羊社)
『旅と人生の嬉遊曲 二十世紀名句手帖』(齋藤慎爾・河出書房新社)
『地球の日』(津高里永子・角川書店)
東京芸術座公演「貧乏物語」(井上ひさし作)
東京芸術座公演「貧乏物語」を拝見しました。「平権懇」運営委員の佐藤和利弁護士の奥様で女優の田中昭子様が、河上ひで役(元京都帝国大学教授・河上肇の妻)で主演なさっています。
昭和9年、治安維持法違反で検挙され、獄中にある河上氏の留守を守るひで夫人と娘ヨシ、そしてお手伝いの初江の暮らす長屋。そこへ元お手伝いや新劇女優が、次々転がり込んできて、6人の女性だけで舞台は進行する。たおやかなひで夫人の表情と物腰。個性的なキャストの掛け合い。昭和初期のたたずまいを表現した舞台美術が印象に残った。
「豆の木」12月 競作
「豆」ンバー11人の2句、こちらでご覧いただけますhttp://homepage3.nifty.com/mamenoki-kukai/two/two.html
12月の新刊 『世界の犬「101」がよくわかる本』 (PHP文庫)
http://news01.net/news/2008/12/20081201172956.php
NPO神田雑学大学 第430回講座 学位授与記念講演
http://www.kanda-zatsugaku.com/081031/1031.html
「江戸ソバリエ」吉田悦花が、ゲスト出演したCS放送「日テレG+(ジータス)」の情報番組「おとな館」の特集「粋に新そば」は、読売新聞HPの「映像」サイトでも番組をすべて視聴できます。
<<↓↓動画はコチラ↓↓>>
http://www.yomiuri.co.jp/stream/m_otona/otona176.htm
「酒めん肴」12月号 わたしの蕎麦日記「早そば、おやまぼくちの富倉そば」
秋山郷から飯山かいわいの蕎麦屋を訪ねた様子を記しています。「酒めん肴」誌は、店頭に置いてくださっている蕎麦屋さんも多いので、ぜひ手にとってご覧いただければと思います。http://kakekankoky.hamazo.tv/e1540648.html
先日、出演した番組で、各地の蕎麦のご紹介として、「富倉そば」にもふれました。
「江戸ソバリエ」吉田悦花が、ゲスト出演したCS放送「日テレG+(ジータス)」の情報番組「おとな館」の特集「粋に新そば」は、読売新聞HPの「映像」サイトでも番組をすべて視聴できます。
<<↓↓動画はコチラ↓↓>>
http://www.yomiuri.co.jp/stream/m_otona/otona176.htm
11月の句会より
越谷(2回)、四谷、高津(俳句大会)、日本橋(川柳)、江の島(吟行)、市川、神楽坂(2回)と、計7ヵ所で9回、句会に出席。これを見ると、われながら、なぜか、かなり精力的?に活動していたような気がします。けれども、あまり無理せず、あくまでマイペースでありました。
早稲田のホテルのレストランで行っていた点々句会の開催地が、神楽坂に変わりました。「ジョルジュ・サンド」という、焼き菓子を販売しているサロンの2階。ハーブティにはじまり、野菜をメインにしたお料理はどれもおいしく、なかでも焼きたてのパンが味わい深かったです。こちらで、12月はクリスマスイブに句会を開くことに。クリスマスも句会というのは、初めてです。
11月15日放映のテレビ番組では、司会の方から、終わりに「新蕎麦で一句お願いします」とふられ、あわててご披露しました(笑)。
「江戸ソバリエ」吉田悦花が、ゲスト出演したCS放送「日テレG+(ジータス)」の情報番組「おとな館」の特集「粋に新そば」は、読売新聞HPの「映像」サイトでも番組をすべて視聴できます。
<<↓↓動画はコチラ↓↓>>
http://www.yomiuri.co.jp/stream/m_otona/otona176.htm
11月に観た映画より
『お熱いのがお好き』(1959・アメリカ ビリー・ワイルダー監督 ジャック・レモン)
『破壊』(1962・日本 市川昆監督 市川雷蔵)
『日本橋』(1956・日本 市川昆監督)
『スウィート・ノーベンバー』(2001・アメリカ キヌア・リーブス)
『チョコレート』(2001・アメリカ)
『ベアーズ・キス』(2002・カナダ)
『待つ女』(2006・フランス)
『愛と欲望 ミラノの霧の中で』(2006・イタリア)
『裏街の聖者』(1995・香港 トニー・レオン)
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