落語会の前に蕎麦 大塚「蕎・馳走 岩舟」
池袋の落語会にうかがう前に、大塚駅前の「蕎・馳走 岩舟」へ。5年前に開店されたそうです。私は毎月、大塚で行われる句会に参加していました。
けれども、ちょうど定休日の日曜日。蕎麦屋とは思えないモダンなつくりのお店の前で、いつも「指をくわえて」いるばかりでした。
今回、念願かなってようやくうかがいました。ホヤや牡蠣の塩辛、豆腐よう、イカの沖漬けなどの三点盛り、そしてせいろをいただきました。開店の午後6時過ぎには満席に。こじんまりとした、落ち着いた空間で、期待していた以上のお店でした。
さて、圓窓師匠によると、「平成12年に小学校4年の国語の教科書にあたしの口演する落語[ぞろぞろ]が掲載されました。と同時に、自ら小学校へ伺って教室・クラス単位の〈落語の授業〉を展開し、落語をライブで鑑賞できるよう務めてきました。今では[寿限無]も追加掲載されております。このたび、全国の小学校へ写真ニュースペーパーを配布している少年写真新聞社が、あたしの落語の授業の実態を書籍にしてくれました。児童、教師、保護者のみなさんに読んでいただいて、落語の中に平成の世に欠けている教育的要素を再発見していただければ光栄です」。
当日のプログラムは、「権兵衛狸 窓輝」「子褒め 萬窓」「ぞろぞろ 吉窓」「金子みすゞの世界 玉木文子・圓窓」「孝行糖 窓里」「子は鎹(かすがい)圓窓」。
圓窓師匠の『落語の授業』もさっそく拝読。師匠が、落語を通して子供たちになにを伝えようとしているのか、ご一読をおすすめします。
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