只 今
薬を服用しなくても花粉症の症状が、ほとんど出てこなくなりました。ひとまず小康状態かな。と、喜んでいると、くしゃみが出たりして、まだ油断はできません。でも、このまま花粉症がフェードアウトしてくれるとうれしいのですけれど。
俳句集団「豆の木」25人による「豆の木」12号ができあがってまいりました(写真右)。さらに、先日、200回記念句集を刊行した「杜の会」17人による「鳥海むねき句集『只今』私の一句鑑賞」も冊子として完成。そこより私の文章を転載します。
鳥海むねきは、眺める俳人である。「福袋提げて渚のながめかな」で始まる句集には、「雪林を屍の父とながめてをり」「只今をながめてゐたり蕨餅」「黄釣舟草眺めなほして此岸なり」という句がある。「径」「草」と並んで、むねき俳句には、「天」「宙」を詠んだ句も多い。なかでも「鰯雲あふるる天に出口なし」は、まさに眺めることに徹することで得た一句。「出口なし」と断言しているが、作者の意識は、より高く自由に飛翔している。閉塞的ではない。不思議な明るさ、果てしなさに満ちている。(吉田 悦花)
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