花蘇枋犬は足裏のやはらかし
5/4 丑山霞外
(はなずおういぬはあうらのやわらかし)
(うしやまかがい)
初めて「花蘇枋」を目にしたとき、ぎょっとした。どぎついほど濃い紫紅色の細かな花が、まだ葉が出ない箒のような枝に直接、びっしりかたまって咲いていた。
花名は、そのあざやかな花が、インドやマレーの蘇枋染めの色に似ていることから。中国原産で中国名は紫荊。樹高は7mにもなり、枝は分岐しながら斜めに伸びあがる。秋には長さ5~7cmの褐色の豆果が垂れ下がる。
晩春を彩る華やかで物憂い感じの「花蘇枋」の下を行く、伸びやかな犬の「足裏」。
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