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蕎亭大黒屋

浅草寺裏の言問通りを越えて、柳通りというのでしょうか、柳の並木の小粋な通りを途中で左に折れます。寿司屋やスナックなどの飲食店が集まる、昔、花街と呼ばれたあたりになります。

私は、冬にかもすきをいただいて以来、久しぶりに「蕎亭大黒屋」訪ねました。途中で自信がなくなって、人に道を尋ねたところ、同名の天ぷら屋さんを教えられ、反対側に行ってしまいました。お間違えのないように。

木造二階建のちょっと奥まった戸を開けると、縦長の店内の右手に座敷があります。扇子に書かれたメニューから選び、注文してから30分くらい待ちます。土日は混むようですが、平日の昼間は、お客さまも少なく、ゆったりとした時が流れています。オトナの蕎麦屋という雰囲気。

おせいろ1,100円。香り高い艶のある蕎麦は、やや細め。つるりと一口ついで一口。絶妙のコシ。そして一口ごとに蕎麦の香りが楽しめます。つゆも蕎麦の味を引きたてています。「いや~、美味しい」とご一緒した4人も、「これまで食した蕎麦の中でイチバン!」と絶賛していました。

「一茶庵」で修業なさったご主人と奥様のおふたりで営んでおられます。途中で、調理場から出てこられたご主人が、マイ包丁を見せてくださいました。包丁ひとつとっても、毎日使うもので手入れを怠りません。職人の命だといいます。一期一会の精神で、誠心誠意、蕎麦に打ち込んでおられる様子が伝わります。

私たちの帰り際に入ってこられた男女。実は、ご一緒した赤坂の割烹料理屋の女将さんによると、彼女が贔屓になさっている若手の落語家さんだったそうです。私は、違うことに気をとられてわかりませんでした。もちろん、プライベートで、ガールフレンドと見えていたのでしょうからと、女将さんは「知らないふり」をしていたそうです。たしかに、そんな隠れ家的雰囲気の蕎麦屋さんでもあります。

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