縄文柴犬を求めて
ニッポンの犬とカッコよく暮らす!楽しく遊ぶ「Shi-Ba(シーバ)」7月号、ただいま好評発売中です。今号の「吉田悦子のニッポンの犬探訪記」は、天然記念物柴犬保存会の理想の柴犬を秋田県田沢湖に訪ねました。ちなみに、このブログの写真の子犬(生後2カ月)も現地で出会いました。ハイパーな魅力にあふれた、成長がとても楽しみなワンちゃんで、このまま連れて帰りたい衝動に駆られました(笑)。
ニッポンの犬とカッコよく暮らす!楽しく遊ぶ「Shi-Ba(シーバ)」7月号、ただいま好評発売中です。今号の「吉田悦子のニッポンの犬探訪記」は、天然記念物柴犬保存会の理想の柴犬を秋田県田沢湖に訪ねました。ちなみに、このブログの写真の子犬(生後2カ月)も現地で出会いました。ハイパーな魅力にあふれた、成長がとても楽しみなワンちゃんで、このまま連れて帰りたい衝動に駆られました(笑)。
浅草寺裏の言問通りを越えて、柳通りというのでしょうか、柳の並木の小粋な通りを途中で左に折れます。寿司屋やスナックなどの飲食店が集まる、昔、花街と呼ばれたあたりになります。
私は、冬にかもすきをいただいて以来、久しぶりに「蕎亭大黒屋」訪ねました。途中で自信がなくなって、人に道を尋ねたところ、同名の天ぷら屋さんを教えられ、反対側に行ってしまいました。お間違えのないように。
木造二階建のちょっと奥まった戸を開けると、縦長の店内の右手に座敷があります。扇子に書かれたメニューから選び、注文してから30分くらい待ちます。土日は混むようですが、平日の昼間は、お客さまも少なく、ゆったりとした時が流れています。オトナの蕎麦屋という雰囲気。
おせいろ1,100円。香り高い艶のある蕎麦は、やや細め。つるりと一口ついで一口。絶妙のコシ。そして一口ごとに蕎麦の香りが楽しめます。つゆも蕎麦の味を引きたてています。「いや~、美味しい」とご一緒した4人も、「これまで食した蕎麦の中でイチバン!」と絶賛していました。
「一茶庵」で修業なさったご主人と奥様のおふたりで営んでおられます。途中で、調理場から出てこられたご主人が、マイ包丁を見せてくださいました。包丁ひとつとっても、毎日使うもので手入れを怠りません。職人の命だといいます。一期一会の精神で、誠心誠意、蕎麦に打ち込んでおられる様子が伝わります。
私たちの帰り際に入ってこられた男女。実は、ご一緒した赤坂の割烹料理屋の女将さんによると、彼女が贔屓になさっている若手の落語家さんだったそうです。私は、違うことに気をとられてわかりませんでした。もちろん、プライベートで、ガールフレンドと見えていたのでしょうからと、女将さんは「知らないふり」をしていたそうです。たしかに、そんな隠れ家的雰囲気の蕎麦屋さんでもあります。
懸案だったお仕事を無事終えることができて、ほっとしたときなど、喫茶店でくつろぐなど、人それぞれ過ごし方はあるでしょう。私の場合は、なんとなく蕎麦屋に向かうことが多いような気がします。まあ、そういうときって、ちょうど小腹がすいているということもあるのでしょうけれど。蕎麦屋で憩っちゃったりします。
この日も、なんとなく蕎麦屋へ。雨模様だったせいか、夕間暮れの「更里」のお客は私1人。あとから紳士が1人でカウンター席へ。この方は、私が食していた「花巻そば」に興味をもたれたようです。私は私で、この方がマイ箸を箸袋から出されて、「シャキーン!」という感じで、卵とじそばを食べはじめたことに、ちょっと驚きました。黒くて長い、漆塗りの立派な箸でした。お話をうかがったところ、近くの箸メーカーの老舗「兵佐衛門」の五代目・浦谷兵左衛門さんでした。
後日、「江戸蕎麦屋めぐり」のお仲間と、ここ「更里」さんを再訪問したのち、
「兵佐衛門」さんのギャラリーをご紹介して、みなさんにも喜んでいただきました。
持ち歩くわたくしの箸夏に入る 吉田悦花
5/20 佐藤敏子
(かきわかばこいぬとあそぶわかふうふ)
(さとうとしこ)
椎若葉、樫若葉、樟若葉、若葉風、若楓、若葉雨など、初夏のみずみずしさにあふれる季語の中でも「柿若葉」は明るさに満ちている。
やや厚みのある楕円形で、つやつやとした光沢のある萌黄色。陽射しを受けて、あたりをぱっと明るくするように、ひときわ目をひく。雨が降った翌朝、透き通るような「柿若葉」は、触れると産毛の生えた肌のように滑らか。
「柿若葉」「小犬」「若夫婦」いずれも明るく若々しい。柿のカ、若葉のカ、若夫婦のカ、カ音も心地よい。
5/19 小沢変哲
(まいごいぬもどるうのはなくたしかな)
(おざわへんてつ)
旧暦4月(現在の5月)を卯月という。ユキノシタ科のウツギの花である「卯の花」が咲く頃は、梅雨にはまだ間があるというのに雨が多い。降り続く雨の中、白い「卯の花」が目立つ。
「卯の花くたし」の「くたし」とは「卯の花腐し」のことで、腐らせる意の「くたす」から派生した名詞。「卯の花」を腐らせるほど、しとしとと長く降り続く雨のことで、初夏の季語。
本格的な梅雨に入る前に「迷子犬」が戻ってきた。安堵の胸をなでおろしている様子がうかがえる。
5/18 下津ヱミ子
(るすばんのいぬにほえられなつはじめ)
(しもつえみこ)
入梅前の新緑の美しい時期、吹く風も心地良く感じる。晩春のもの憂い感じから脱し、あたりは溌剌とした生命力に溢れている。
「留守」宅を守るため、盛んに「吠え」る犬。「吠えられ」た作者は、驚きながらも頼もしい犬に共感しているような心情が感じられる。「夏初め」の季語が効果的。
「夏初め」は、初夏(しょか)、首夏(しゅか)、孟夏(そうか)のこと。首と孟は初めの意で、孟夏・首夏は陰暦4月の異称。「庭下駄に足のせ初夏の縁に 星野立子」も「初夏」の句。
5/17 井上雅文
(ふみきりにいぬとめがあうはくしょかな)
(いのうえまさふみ)
甲高い音とともに、黄色と黒の縞模様の遮断機が下りてくる様子はどこかなつかしい。電車が通過するのを辛抱強く待つ犬と「目が会」った。
私の周囲では「踏切」を目にする機会はほとんどない。しかし、「開かずの踏切」など、まだ多くの「踏切」が存在し、交通渋滞、市街地の分断、人身事故などの問題も生じている。
やや暑さを覚えるようになった初夏の頃を「薄暑」という。俳句ならではの美しい言葉。少し歩くと汗ばむような感じで、服装も軽快になる。
今朝、スズメの巣立ちに遭遇しました。以前、庭木に巣をつくったヒヨドリの巣立ちを目撃したことがありました。それ以来です。
開け放った窓に飛び込むような勢いではばたく鳥の影に驚きました。テラスを見ると、側面にしがみついて固まっている子スズメを発見。くちばしが、ほんとうに黄色い。しばらくすると、自信もついたのか、大きな声で鳴いて親を呼んでいます。そのうち、元気に屋根の上にはばたいていきました。
庭のキンギアナムの白い花やクリスマス・ローズ。長く愉しませてくれましたが、ついに終わってしまいました。いまはやはり、各種のバラがにぎやかです。
4月は忙しかったせいか、落ち着いて映画を観る時間があまりとれませんでした。「アメり」(2001)「バベットの晩餐会」(1988・デンマーク)「男が女を愛するとき」(2000・イタリア)「逆噴射家族」(日本)など。なんだか20年前にタイムスリップしたような、懐かしのラインナップ。
5/16 滝 春一
(りょくいんやわがなきざめるいぬのくびわ)
(たきしゅんいち)
季語は「緑陰」で夏。青葉がつくる、緑したたる木陰。木陰というと暗い感じだが、「緑陰」の語感はあくまで明るい。日差しを避け、犬とともに「緑陰」に憩っている。
その「犬の首輪」には、飼い主である作者の「名」が刻まれている。そのことが、犬に対する愛情を示すとともに、爽やかな緑の香に包まれた犬の表情も浮かぶ。
俳句誌「暖流」を主宰した滝春一は、「かなかなや師弟の道も恋に似る」「友の家に来てうたたねす花石榴」「あの世へも顔出しにゆく大昼寝」といった句でも知られる。
5/15 稲畑汀子
(しばかっていぬにはあるきにくきにわ)
(いなはたていこ)
作者は、1931年神奈川県生まれ。高浜年尾の二女。1897年に愛媛県松山で創刊された俳誌「ホトトギス」発行人、高浜虚子の孫にあたる。
77年に父が倒れると「ホトトギス」雑詠選者を代行。同年、父の死去により主宰を継承し、日本最大の俳句集団を率いてこられた。82年より朝日俳壇選者。2000年に開館した(財)虚子記念文学館理事長。日本伝統俳句協会会長。
ところで、汀子という名は虚子が名付けたらしいが、「汀」は、中村汀女からきているのかしら?
5/14 田辺きみお
(えんらいやひとりぐらしのははといぬ)
(たなべきみお)
「遠雷」は、遠くのほうで鳴る雷。激しい上昇気流によって積乱雲が発生し、その内部で起こる放電現象によってゴロゴロと鳴り、局地的に激しい雨や雹(ひょう)を降らす。落雷で人身事故や火災を引き起こすことも。
いかづち、はたたがみ、
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