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April 2007

キンギアナム

1_6 蕾をたわわに付けた長い穂が、すうーっと伸びてきたかと思ったら、白い清楚な花をたくさん開きました。わが家の「キンギアナム」は白色。ほとんど手をかけていないのに、1年ごとに株が太り、今やひと抱えもある立派な大鉢に。

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犬と少女風となり菜の花畑

4/30   波田野雪女

(いぬとしょうじょかぜとなりなのはなばたけ)

(はたのゆきじょ)

「下総の国に入りたる花菜かな 井上史葉」という句があるように、のどかであたたかな常春の千葉県生まれの私にとって、「菜の花」は子供の頃から身近な存在。見渡す限り黄色で敷き詰められた「菜の花畑」は、少女時代の自分と出会えたような、幸福な色だ。

やっぱり「菜の花」の黄色を見ないと春が来たなぁという気分にはなれない、という人も少なくないのでは。花菜、花菜畑、花菜道、花菜風、花菜雨、菜種の花、花菜咲く、菜の花明り、花菜種も春の季語。

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ドイツすずらん初開花&祝「週刊俳句」創刊

庭に地植えにしていたものの、ついに芽が出なかったドイツすずらん。今年初めて、鉢植えのすずらんの巻いた葉が少しずつほぐれてきました。よく見ると、蕾をたくさん付けています。白い花をひとつずつ咲かせていく様子が愛らしい。

 鈴蘭の葉をぬけて来し花あはれ  高野素十

☆追伸 俳句「豆の木」の「豆ンバー」の天気兄より「こんなものが始まりました」と「週刊俳句」創刊のご案内をいただきました。おめでとうございます~!
http://weekly-haiku.blogspot.com/

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盲導犬のにこにこ歩くみどりの日

4/29   こしのゆみこ

(もうどうけんのにこにこあるくみどりのひ)

最近、「にこにこ歩」いている犬に出会うことが多くなった。その点、使役犬としてたいてい仕事中である「盲導犬」は、どこか無表情というか、喜怒哀楽を抑制したように淡々としている。「にこにこ」と愛想よく歩いていたのでは仕事にならない、という気もする。

クールな「盲導犬」も家に戻れば、本来の職務を離れ、家庭犬としてゆっくり穏やかに過ごしている。そうでなければ、心身ともに常に張り詰めていたら大変だ。

ほっと安堵するような、明るい句。

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薔薇のつぼみ2 アイスバーグ

いまの季節、どうしても花の話題が多くなります。ひと雨ごとに薔薇のつぼみがふくらんでいます。少しずつつぼみがほぐれ、中からピンクやクリーム色の花びらをのぞかせて。とくにアイスバーグは、もうすぐ咲きそう。でも、咲きそうでなかなか咲かないというか、ここからが長いとも。そのくらいのときが、最も楽しみなとき、ともいえますね。

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ここ掘れワンワン掘つても掘つても砂 砂 砂

4/28  津田清子

(ここほれわんわんほってもほってもすなすなすな)

(つだきよこ)

花咲爺さんといえば「ここ掘れワンワン」。裏の畑でポチが吠えた。そこを掘ると小判がざくざく、のはずが、意地悪爺さんが掘ったところ‥‥「 」。

なぜか、不条理の世界を砂に託して描いた『砂の女』(安部公房)を思い出した。

千里飛びきて白鳥の争へる」「ホントニ死ヌトキハデンワヲカケマセン」金魚死なせし透明の金魚鉢」「すきとほる滝壺すぐに死ねさうなり」「曼珠沙華真赤な嘘の形して」など、自在な句。大正9年奈良生まれ。蛇笏賞受賞。

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ギボウシ 

4 Photo_8 「ホスタ」というより「ギボウシ」というほうが、きっとなじみがあるでしょう。ホスタは、ギボウシ属の学名。いま庭で、あれよあれよという間に大きく葉を広げています。日陰に強く手間もかからない植物で、わが家でも、ホスタの葉の明るさやバリエーションを楽しんでいます。山形県寒河江市で生まれた大型種「サガエ」です。<a href="http://technorati.jp/claim/kskwaindzp" rel="me">テクノラティプロフィール</a>

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愛犬死す花海棠に眠るかな

4/27   高木みさ女

(あいけんしすはなかいどうにねむるかな)

(たかぎみさじょ)

八重桜が咲き出す晩春、淡紅色の五弁花を房状につけた「花海棠」が開く。中国原産のバラ科の落葉低木。

玄宗皇帝が、酔った楊貴妃を評した「海棠睡(ねむ)り未(いま)だ足らず」という故事から、眠花(ねむりばな)、眠れる花とも。中国名は垂糸海棠(はなかいどう)。花柄が長く、花が下向きに咲く。ほんのり赤く染まったまぶたを伏せているような優艶な風情がある。

作者は北海道在住。こうしたことをふまえて、眠れる花のもとに「愛犬」を葬ったのであろうか。

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シンビジウム ラビアンローズ2

Photo_9 濃紅系のこちらのシンビジウムは4月半ばに開花。鉢は庭に出していますが、切花にすると長い期間持ちます。

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曇り日は犬吠え易く茎立菜

4/26  守屋明俊

(くもりびはいぬほえやすくくきたちな)

(もりやあきとし)

「茎立菜」は、アブラナ科の葉菜類の1つ。35月が旬。薹(とう)立ちした茎や葉を摘んで食する。春の遅い東北、北陸地方では、春を知らせる伝統的な青菜。

太い茎と葉は柔らかく、ビタミンC、鉄、カルシウムなどを多く含む。栄養的にも貴重な野菜だったようだ。花蕾(からい)を含む新芽は甘みがあってくせのない味。「茎立菜」を食べると春の訪れを感じる、という人もいる。

摘み取ってもすぐ新しい茎や葉が育つ。くくたち菜、晩菜(おくな)とも。

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まだまだチューリップ

ほとんどのチューリップの花は終わりましたが、赤とオレンジ系のものはまだ頑張って咲き続けています。

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犬眠り猫あくびして蝶舞ひぬ

4/25     徳三郎

(いぬねむりねこあくびしてちょうまいぬ)

(とくさぶろう)

「徳三郎」は、コラムニストで評論家の矢野誠一さんの俳号。やなぎ句会のメンバーはほかにも、小沢昭一こと変哲、永六輔こと六丁目、加藤武こと阿吽、大西信行こと獏十、桂米朝こと八十八、永井啓夫こと余沙、柳家小三治こと土茶というようにみなさん、ユニークな俳号の持ち主。神吉拓郎さんや江國滋さんも生前メンバーだった。

俳句でもやってみるかと毎月句会を始めて、30年以上続いているというからスゴイ。ある意味で、正統派の句会といえるのでは。

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手打ち蕎麦 成冨 山菜天せいろ

午後2時、編集者kさんと「成冨」で待ち合わせ。そば豆腐、玉子焼き、そして季節の蕎麦・山菜天せいろ(1600円)。のびる、うるい、ふきのとう、こごみ、たらの芽、行者にんにくといった山菜の天ぷら。ほろ苦さが春の気分を盛り上げてくれました。

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4月のセミナー講師案内

第121回ハイブリット研究会
〈講師〉江戸ソバリエ 作家  吉田 悦花 
4月17日(火)15:30~17:30

株式会社アスパックス テストキッチン
中央区日本橋小舟町11-8 中西ビル4階
TEL 03-5649-2081 FAX 03-3663-6708

http://www.foodscore.com/hybrid/index.html

●吉田悦花とごいっしょに、楽しく学びませんか?
詳しくは各日本テレビ・読売文化センターへどうぞ

●「吉田悦花のわん句にゃん句」講座●
http://www.ync.ne.jp/new/animal.htm
http://www.ync.ne.jp/center/keiyo/sinsetsu.htm

●「食べて愉しむ! お江戸蕎麦散歩」講座●
http://www.ync.ne.jp/center/urawa/sinsetsu.htm
http://www.ync.ne.jp/center/keiyo/zenkouza/yagai.htm
http://www.ync.ne.jp/center/machiya/zenkouza/yagai.htm

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狂犬病予防接種や花吹雪

4/24      津吉 雅
(
きょうけんびょうよぼうせっしゅやはなふぶき)
(つよしみやび)

毎年4月、公園などで「狂犬病予防接種」が行われる。「接種」前に、ジョニーと川沿いを散歩したところ、ちょうど満開の桜が散り始めていた。老齢になってからは、集団「接種」には連れて行かなくなったが、桜の頃になると思い出す。

30年以上も「狂犬病」が発生していない日本だが、「予防接種」は義務づけられている。

輸入ペットを通して「狂犬病」が蔓延する恐れがあるからだろうが、その資金をより有効に使えないものか。

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桜ふぶきずつと向こうに涅槃の犬

4/23     林 藤尾
(
ちくらふぶきずっとむこうにねはんのいぬ)
(はやしふじお)

春の嵐に散り急ぐような「桜ふぶき」。その「ずっと向こうに」、作者は「涅槃の犬」を見ている、というか感じている。それはきっと、犬の姿を借りた尊い仏であろう。

「涅槃」とは、煩悩(ぼんのう)の火を消して、知慧(ちえ)の完成した悟りの境地。一切の悩みや束縛から脱した円満・安楽、仏の悟りを得た境地だという。苦がなくなり、肉体も精神も一切が無に帰した姿とは、一種の虚無の状態といえるのでは。花のはかなさと潔さ、そしてもののあわれを感じる。

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今日の晩ごはん  出石蕎麦

お蕎麦(兵庫のお土産の出石乾麺)、山芋の煮物、南瓜と新玉葱のサラダ。大きな山芋をいただいたので、とろろ汁にしていただくことが、多かったのですが、煮るとほくほくしてジャガイモのような味わいで、これまた美味。

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花冷や老いたる犬の馬鹿力

4/22  太田一貴

(花冷えや尾至る犬の馬鹿力)

(おおたかずたか)

一読、「あははは」と笑ってしまった。いいなぁ、「馬鹿力」。犬を曳く綱を通して、老犬とはとても思えないほど、あきれるほど強い力を感じた。「老いたる犬」から発せられるものだからこそ、しみじみとした感慨がある。

「花冷」は、桜が咲く頃に突然冷え込むこと。かなりあたたかくなったあとだけに寒さが身にしみる。

「老いたる犬の馬鹿力」に感心しながらも、健気なほど、がむしゃらに突き進む犬に、ふっと寂しさや無常の思いも胸をよぎったのだろうか。

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月島 もんじゃ風月

久しぶりの月島(昨夏のお祭り以来?)。月島在住の方のインタヴューを終えて、懐かしい「もんじゃ街」へ。

月島は、明治中期、隅田川河口の中州を埋め立てた東京湾埋立1号地として誕生したそうです。三軒長屋の路地など、いかにも下町らしい街並みがまだ残っています。子供たちでにぎわっていた路地の駄菓子屋の店の奥に、鉄板を置き、メリケン粉(小麦粉)を溶いて薄く焼いたものに醤油などをつけて食べさせたのが、「もんじゃ焼」の始まりだとか。

今では、「もんじゃ焼」の味付けの基本はソース。さらに、キャベツ・切りイカ・あげ玉などを加えるようになりました。「もんじゃ焼」は、野菜がたっぷりとれるヘルシーメニュー。

今回、私がいだいたのは、基本の?「葱もんじゃ」。明太子・餠・キムチなど、もんじゃのメニューは多彩で、店ごとに特色があるようです。「そばもんじゃ」というのもあります。もんじゃと中華麺は意外と合うそうです。

私は、久しぶりのもんじゃだったので、「風月」の店員さんに、実演指導していただきました。もんじゃ焼をおいしく食べるコツは、生地が少し焦げた状態でいただくこと。もんじゃ焼専用の小さなヘラ「はがし」は、まっすぐ伸ばした人差し指と親指とで挟み、残りの指で「はがし」の柄の部分をしっかりと握るようにして持つそうです。ということも今回初めて知りました。

もんじゃは、お好み焼きと違ってお腹に溜まりません。これなら、「もんじゃツアー」と称して、「もんじゃ屋散歩」もできそうです(笑)。

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岩藤や犬吼え立つる橋の上

4/21  村上鬼城 

(いわふじやいぬほえたつるはしのうえ)

(むらかみきじょう)

子供の頃、庭に藤棚があった。紫に咲き垂れる藤の房は、ゆったりとして優雅で、晩春のもの憂い気分に合っていた。

古事記、万葉集、枕草子、徒然草はじめ、源氏物語の藤壺、舞踊や大津絵の藤娘、紋所の下り藤など、藤はさまざまな場面に登場する。藤色は紫の代名詞でもある。高貴な姿は、いにしえへと誘う。

切り立った岩肌にも鮮やかな紫の花を目にしたことがある。「岩藤」は、崖などに自生する藤であろう。観賞用にはない、たくましさ、激しさを感じる。

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そばの実おこし

Hさんが、「悦花さんの影響か、このごろ蕎麦屋に入るこが多くて」といいながら、くださったのが、「そばの実おこし」。蕎麦屋で販売しているものというと、蕎麦茶、ダッタン蕎麦茶、揚げ蕎麦などがよくあります。でも、この「そばの実おこし」は初めて。蕎麦の実を生かして、水飴、白胡麻などと練り合わせたもの。香ばしい蕎麦の風味。とても美味しくいただきました。

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花ちるや犬の喜び全身に

4/20   白澤弓彦

(はなちるやいぬのよろこびぜんしんに)

(しらさわゆみひこ)

桜の季節になると、自然に口を出てくる句。犬の「喜び」は、まさに「全身」で表現し、「全身」で花吹雪を受け止める。純粋無垢で開放的な犬の喜びようときたら、そばにいるこちらが恥ずかしくなるほど。人を幸せな気持ちにする。

作者は、膵臓がんで余命数ヶ月と宣告された中、渾身の想いで句集を上梓。「一切放下してマスクひとつのみ」という透徹した句境を開かれた(「放下(ほうか)」とは悟りを開き万事を投げ捨てる意)。桜を目にすることなく、2月8日に逝去。享年53。ご冥福をお祈り申しあげる。

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薔薇のつぼみ

毎日、薔薇の生長をみるのが愉しみです。葉もよく茂り、たくさんつぼみを付けています。品種によって色やかたちもさまざま。日に日に膨らんでいく様子をながめています。

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陽炎や荷台の犬の遠ざかる

4/19     古澤千秋

(かげろうやにだいのいぬのとおざかる)

(ふるさわちあき)

自転車、あるいは軽トラックの「荷台」だろうか。小さな「犬」が乗っている

「陽炎」は、穏やかな春の日に、地上からの水蒸気により、地面から炎のような揺らめきが立ちのぼり、物の形がゆらいで見える現象。糸遊(いとゆう)、糸子(いとし)、遊子(ゆうし)、野馬(かげろい)とも。

車も「荷台の犬」もゆらめく「陽炎」に溶けるように遠ざかって行く。いったいどこへ行くのだろう。「陽炎」に吸い込まれて消えてしまうようで、白日夢の一場面を見ている気がする。

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浅草 徳太樓 きんつば

浅草の「蕎亭 大黒屋」にうかがった帰り道、和菓子の老舗「徳太樓」に立ち寄りました。観音裏の花街で、明治36年に創業。

自家製の餡を用いたきんつばは、北海道十勝産の小豆を丹念に煮て、あく抜きをし、小麦粉をまいた品。小豆のかたちがしっかり残り、ほんのりとした甘さ。

先回、昼下がりらうかがったときは、きんつばが売り切れ。若女将の方が、そのことを覚えてくださっていたのは、ちょっと驚き。うれしかったです。

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春風や犬の寝聳るわたし舟

4/18    小林一茶

(しゅんぷうやいぬのねそべるわたしぶね) 

(こばやしいっさ)

私の両親の故郷・千葉県佐原市は、水郷の中心地として知られる。水運で栄えた町なかには、堀が網の目のように巡らされ、舟が行き来していたそうだ。利根川の船着き場は、両岸に住む庶民の足として身近な交通機関であった。

私も子供の頃、お墓参りのため、たしかポンポン船と呼んでいた「わたし舟」に乗った覚えがある。道路や橋が整備されるまで、各地で舟による水上交通が盛んであった。

「わたし舟」に「犬の寝聳る」、のどかな光景もよく見られたことだろう。

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わが家の菫が咲きました。プランターいっぱいに濃紫色の花と緑の葉のコントラストがきれい。

  いくたびも都は滅びすみれ咲く  吉田汀史

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むく犬のお手をしたまま柳絮見る

4/17   小沢変哲

(むくいぬのおてをしたままりゅうじょみる)

(おざわへんてつ)

「変哲」とは、俳優の小沢昭一さんの俳号。その著俳句武者修行』は、10の句会を道場破りした記録。

「徹子の部屋」にテレビ出演されたとき、「専門の方たちというのは、こういうふうにして(句会を)やっているのだなということで、逆に僕らは、もっといい加減にのびのびとやっていいんだなという自信がつきました」と述べられた。

「春愁や和而不同とはいえど」論破してみた帰り道春愁ひ」捨て猫と別れ難きに春日落つ」春の日にそっとしてみる死んだふり」も。

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スパンコール・バッグ

スパンコールやビーズなどが、きらきら輝く布製バッグをいただきました。花・鳥・魚などの模様を配したトロピカルな雰囲気。とても気に入りました。Rさん、ありがとうございます!

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白犬のゆくすえ梨の花より白し

4/16   鳴戸奈菜

(しろいぬのゆくすえなしのはなよりしろし)

(なるとなな)

「梨の花」は、日本原産の山梨から育成された。4月、淡い緑の葉に先立つように純白の五弁の花が開く。すると、あたり一面、清新な芳香に包まれるような雰囲気を漂わせる。

弘法大師を霊山に導いたのが「白犬」であったように、「白犬」は古来、神の遣いや吉祥のものとされていた。昔話に出てくる犬も「白犬」であった気がする。江戸時代以後の郷土玩具の多くが、「白犬」なのも当然かもしれない。

「白犬のゆくすえ」が「梨の花より白し」とは、なんとも清清しい。

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青木の花

光沢のある大きな葉をつけた庭木の枝の先端に、よく見ると、なにやら花らしきものが。。。枝先に紅紫色の小さな四弁花が集まって咲いています。これってもしや青木の花? 赤い実はよく知られていますが、花は初めて見ました。あまり目立たないのですが、気がつくと実に堂々として、独特の美しさ。毎年咲いていたのでしょうが、気づいたのは初めて。この青木は、もしかしたら鳥(ひよどり)の落し物かしら。

  青木咲きしづかに妻の日曜日  大屋達治

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花吹雪仔を咥へたる犬何処まで

4/15   加藤楸邨

(はなふぶきこをくわえたるいぬいずこまで)

(かとうしゅうそん)

パッと咲いたかと思うと、散るのも早い。桜は、はらはらと吹雪のように、きっぱりと散る。

地を覆うように敷き詰められた、白い花びらを踏みながら、時おり、肩に降る花びらを楽しみつつ、いささか感傷にひたる。そのはかなさや寂寥感を日本人は愛した。

なかでも江戸っ子は、満開の桜ではなく、三、四分咲きと散りぎわを愛でた、という話を聞いたことがある。それが粋というものであろうか。

「花吹雪」を浴びるのはどこか爽快でもあり、生への謳歌を感じる。

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ムスカリ

チューリップの開花に気をとられていたせいか、知らぬ間にムスカリが咲いていました。ユリ科の球根植物。青紫の小さな花をブドウの房のように付けます。毎年開花しています。ムスカリを花入に活けてみました。

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白き犬人へ転生養花天

4/14   滝 勧進帳

(しろきいぬひとへてんしょうようかてん)

(たきかんじんちょう)

彼岸に愛犬を納骨したことをある人に報告したところ、「その犬は、いつかきっと人間になるのでは」といわれた。輪廻「転生」とは生まれ変わりのことだが、必ずしも人から「人へ転生」するとは限らない。人から虫、犬から人といった「転生」もあるとされる。

「養花天」とは、あたたかな陽気で桜の蕾がどんどん膨み、花開く頃の曇天のこと。花曇ともいう。私は俳句を始めて初めて知った言葉。天候が短い周期で変わりやすいこの時期は、どこかせつなさが宿る。

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チューリップ 原種

葉っぱばかりがひょろひょろ伸びていたわが家のチューリップ。3月末から、開花し始めました。すうっと細身のつぼみで、日中開いて、夕方また閉じます。ちょうど咲いているジューンベリーの白い花など庭に咲いている花を集めて、花瓶に活けました。

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狛犬の「阿」の口中へ花びらよ

4/13   三輪初子

(こまいぬのあのこうちゅうへはなびらよ)

(みわはつこ)

「狛犬」は一般に、神社に向かって右の口を開けた「狛犬」を「阿」、左の口を閉じた「狛犬」を吽(うん)という。その「阿」の「口中へ花びら」が降り注いだ。

梵語に由来する「阿」吽は、吐く息と吸う息、つまり呼吸の意で、万物の初めと終わりを象徴しているといわれる。たしかに、人間は口を開けながら生まれ、口を閉じた状態で死ぬようだ。「阿」は口を開いて発音し、吽は口を閉じて発音する。日本語の五十音も、「あ」と口を開けて始まり、「ん」と口を閉じて終わる。

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並木藪蕎麦

あまりにも有名な藪蕎麦、なかでも御三家といわれるのが「神田やぶそば」、「池之端藪蕎麦」、「並木藪蕎麦」の三藪。数ある藪蕎麦のなかでも、特に古い。

並木藪蕎麦は、浅草・雷門の正面の通り、雷門に向かって左手にあります。このあたりは、昔、並木通りと呼ばれていたそうです。木造二階建て。私は初訪問。うかがうたびに、お店がお休みだったり(木曜定休日)で、なかなか中に入れませんでした。

午前11時の開店に合わせて訪問。昔ながらの簡素な店内。メニューも簡素です。ふんわりとした玉子とじ、海老の掻き揚げが乗った天ぷらそば、冬場のみの鴨南蛮、花まき、いずれもひかれますが、やはりざるそば650円を注文。

蕎麦は、裏返した笊にのって出されます。量は少なめ。最近は、このくらいでは、いちいち驚かなくなりました(笑)。蕎麦は、意外と柔らかめ。期待していたつゆは、濃い目ですが、それほど辛くありません。蕎麦は、手捏ね・機械打ちと聞いたことがあります。

白いエプロンの数人の花番さんは、ベテラン揃いといった感じで、応対も過不足なく、有名店にありがちな気どったところもありません。つくばエキスプレスが開通して、観光客が増大している浅草。気軽に江戸の味を堪能できる場としても、「並木藪蕎麦」を訪ねる方も多くなっているようです。卒業旅行でしょうか、高校生くらいの男子の集団がぞろぞろ入ってきて、座敷に坐りました。

短い時間でしたが、「並木藪蕎麦」を初めて体験して、老舗の良さって確かにあるなあと思いました。こういう店はいつまでも続いてほしいものですね。

終わりの写真は「花やしき」。嘉永6(1853)年開園という歴史ある遊園地です。現存する最古のローラーコースター、1度乗ってみたいなあ。

この日は、「足袋処めうがや」の通りを隔てて向かい側の「紀州五代梅 浅草おざさ」にもみんなで寄りました。

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追伸に犬の消息さくら散る

4/12      泉田秋硯

(ついしんにいぬのしょうそくさくらちる)

(いずた・しゅうけん)

手紙にひととおりの用件を記し、そのあとに「追伸」として「犬の消息」を加えた。

「消」は陰気のなくなること、「息」は陽気の生じることで、人や物事のその時々のありさま、動静、状況の意。

あまりかんばしい「消息」ではないことは「さくら散る」が暗示している。「追伸」というさりげなさが、かえって切々と訴えかける。

作者は、1926(大正15)年島根生まれ。「苑(えん)」主宰。「百年のグリコ快走さくら咲く」「生首のごとく月下のメロン抱く」など。

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蒲焼割烹 高島家

創業明治8年の蒲焼の老舗。中央区日本橋小舟町にあります。地元に事務所を持つ方のご案内で初めてうかがいました。こじんまりとしたお店で、蒲焼といっても待たされないのがいいですね。蒲焼はやわらかで、上品なたれ。肝吸いとお新香が付きます。お昼時も回転が早く、客足が絶えないのもわかる気がします。

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甲斐犬もくわりんの花も夜明け前

4/11   黒田杏子

(かいけんもかりんのはなもよあけまえ)

(くろだももこ)

「甲斐犬」は、秘境といわれた山梨県(甲斐の国)中巨摩郡芦安村(現・南アルプス市)が発祥とされる虎毛の中型日本犬。

「夜明け前」というと、私は島崎藤村を思い出す。藤村が生まれた馬籠(まごめ)は、長野県木曽郡山口村字馬籠を経て、現在は岐阜県中津川市馬籠に。「木曽路はすべて山の中である」に始まる『夜明け前』は、昭和4(1929)年から10年にかけて「中央公論」に連載。

冷涼な気候を好む「くわりんの花」は、新緑とともに薄紅色の花を開く。果実は秋に黄色に熟す。

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ひさかきの花

つやのある厚ぼったい楕円形の葉、これは神前に供える榊として用いられます。ツバキ科の常緑木。これは鉢植えですが、高さは1m以上。気がついたら、葉の下に、白色の細かい花が密に咲いていました。

 ひさかきや心にとめし墓小さく  望月たかし

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桜南風盲導犬のあとずさり

4/10   小梅 順

(さくらはえもうどうけんのあとずさり)

(こうめじゅん)

散歩の途中、この道は行きたくないと嫌がり、犬がじりじりと「あとずさり」することはよくある。でも、「盲導犬」が、なぜ「あとずさり」をしたのだろう? 理知的な「盲導犬」だけに、やや強い南風の中、なにかを察知したのだろう。さまざまな状況が想像される。

春の雲先頭を行く盲動犬 細川和子」も「盲導犬」句。花の下犬の守れる募金箱   佐藤雅代」は、お花見に繰り出した人々へ訴えるように、「募金箱」の前に辛抱強くひたすら座り続ける犬。これも「盲導犬」であろう。

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ジューンベリーの白い花

070408__1 わが家に来て3年目。鉢植えを購入したところ、すでに高さ3メートルくらいに育っています。ふわふわの綿毛に包まれた蕾がたくさん付いたかと思っていたら、ジューンベリーが白い可憐な花を次々開きました。葉が付くより先に、細長い五弁の白い花を咲かせます(バックはしだれカツラの新緑)。春を告げる鮮烈な印象です。

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繋がれし犬が退屈蝶が飛び

4/9   高浜虚子

(つながれしいぬがたいくつちょうがとび)

(たかはまきょし)

4月8日は、高浜虚子の忌日でもある。椿が好きだったことにちなんで椿寿忌とも。そういえば娘・星野立子の長女は椿という。

虚子の墓がある鎌倉・寿福寺を私は何度か訪ねているが、毎年この日に法要と句会が行われているそうだ。

掲句は、「春風や闘志いだきて丘に立つ」という虚子句の対極にある気がする。『なんて「退屈」なんだろう。おまけに「蝶が」飛んでるし』と、「繋がれ」た犬のボヤキが聞こえてきそう。「犬が」「蝶が」という「が」の繰り返しも効果的。

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四谷しんみち通り 晩紅舎

喫茶室ルノアールにて定例の「辻の会」を終えて、お向かいのギャラリー「晩紅舎」にお邪魔いたしました。

この日はちょうど、伊藤弘子さんの藍色の布、すなわち「弘布」の個展が始まったところでした。会場には、直線裁ちのおおらかな色とかたちのコートやワンピースやベストなどの衣類、バッグがたくさん展示されていました。

私もコートを試着させていただきましたが、軽くてあたたか。ボタンを留める位置を変えると、いろいろ表情を変化させる、シンプルながら多彩なバリエーションを楽しめるコートでした。

学生の頃、友人の影響もあって、和紙や藍染などに凝ったことを思い出しました。藍の服なども愛用していました。着れば着るほど、色もかたちも風合いも自分に馴染むのがわかりました。

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眉描いて来し白犬や仏生会

4/8       川端茅舎

(まゆかいてきししろいぬやぶっしょうえ)

(かわばたぼうしゃ)

48日は、釈尊の誕生日。その降誕を祝って各寺院で行われる仏事を「仏生会」といい、一般に花祭として知られている。

境内に花御堂という、花で美しく飾った小堂を設け、誕生仏を安置して参拝者に甘茶を潅がせる。これは産湯の意で、灌仏会(かんぶつえ)や浴仏会、あるいは降誕会、誕生会、誕生仏、花御堂、花の塔、花亭とも。

仏生会」に姿を現した「白犬」。子供にいたずらされたのだろう、顔に太い「眉」を描かれている。華やかさの中の一抹のあわれさ。

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銀座 伊東屋ギヤラリー「八・一トリオ展」 

楢喜八さん、ウノ・カマキリさん、成田一徹さんの3人による3人展も11回を数えます。トップバッター喜八さんの最初の作品は、月刊俳句誌「炎環」の4月号表紙の原画「ヒラヒラと春の音」。鮮やかな水色の空が広がる明るい作品。表紙はモノクロなので、また違うイメージでしたね、

会場でカマキリさんにお目にかかり、しばし歓談。カマキリさんは、ミクシィのお仲間でもあります。今年の「知立(ちりゅう)は知立(ともだち)」は、やなせたかしさん作詞・作曲の「知立のうた」のお披露目コンサートを11月25日に知立文化会館で開催するそうです。楽しみですね。

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海棠

庭の海棠が下向きにたくさん蕾をつけています。蕾のときは濃紅ですが、広くと薄桃色です。

  海棠の雨あがらむとして暗し  長谷川浪々子

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迷つてきたまんまの犬で居る

4/7       尾崎放哉

(まよってきたまんまのいぬでいる)

(おざきほうさい)

季語や17音にとらわれない自由律を用いた漂泊の俳人、放哉。1926(大正15)年の今日、結核のため41歳で亡くなった。

本名・秀雄。鳥取市生まれ。東京大学法学部入学後、「ホトトギス」を経て荻原井泉水の「層雲」に投句。卒業後は酒に溺れ、人間不信も強くなった。仕事や家族を捨て、流転の生活をしながら句作を続ける。

その凄絶な死を描いた吉村昭著『海も暮れきる』を読んだ私は、10年以上前、放哉が移り住んだ小豆島の南郷庵を訪ねている。掲句はまさに、放哉そのもの。

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句会 in リーガロイヤルホテル東京

芭蕉庵を出たのち、その名のとおり、神楽坂・新宿と各所を点々としている点々句会。今回は早稲田にあるホテルの「カフェ コルベーユ」の個室にて11人。席題は、チューリップ、蜂、席。当日の席題「蜃気楼」。

お食事は、パーティプランより。前菜4種盛り合わせ、サラダ、蒸し豆腐のたらの白子添え、ブイヤベース、牛フィレ肉のステーキ、山菜ピラフ、温蕎麦、デザートはプチガトーとアイスクリーム。ボケボケ写真はあくまでイメージ(笑)。

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愛犬の声を電話に就職す

4/6   中原寛也

(あいけんのこえをでんわにしゅうしょくす)

(なかはらかんや)

「就職」が決まった喜びを「電話」で真っ先に家族に知らせた。その「電話」から作者の「愛犬」であるポメラニアンのコロ「声」も聞こえてきた。「就職す」といいきったところに、これから社会へ踏み出す決意と、家族の励ましを受けた昂揚感も伝わる。

一方で、ニートやフリーターが増加している。ニートとは職さがしをせず、仕事につくための訓練も受けていない若者たち、フリーターとは正社員ではなく、パートやアルバイトで働き続ける若者たちのこと。

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しだれカツラ

070321_1_2 070321_2_1 カツラのハート型の葉は、かたちも色もやさしく、ことのほか美しい。それが昨秋、少しずつ黄色く変色してきたので、てっきり枯れてしまったのかと(涙)。カツラって、黄葉するんでしたね。また赤い芽が吹いて、新しい葉が姿を現しました。やがてあざやかな新緑に。

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ふうはりと花影にある犬の墓

4/5   深野敬子

(ふうわりとはなかげにあるいぬのはか)

(ふかのけいこ)

古来、「花」といえば「桜」を指す。花盛り、花明り、花時、花過ぎ、花の山、花の昼、花朧、花便り、花の宿、花の塵、花冷え、花衣、花人、花篝、花曇など、すべて春の季語。

花の雲は桜が爛漫と咲いた景色、花埃は花どきの埃、花吹雪は桜の花弁が散るさまを吹雪に見立てたもの。

「花影」は、月の光などによってできる花の影のこと。花の下に「犬の墓」をつくった人、そして墓の主はどのような犬だったのか。「ふうはりと」というやさしい表現から想像が広がる。

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今日の晩ごはん 独活づくし

兵庫から山独活をいただきました。特有の香りと食感で古くから親しまれている春野菜。山野に自生し、茎の太くて短い山独活は、野趣に富み、とくに香りがよいとされています。ということで、独活和、独活のきんぴらなど、独活づくしの夕食に。あくがなく、爽やかな、クセになる味わいです。

  山独活を食ひし清しさ人も来ず  野澤節子

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煎餅をいぬがかむ音花の雨

4/4        星野立子

(せんべいをいぬがかむおとはなのあめ)

(ほしのたつこ)

桜の咲く頃に降る雨だから「花の雨」。雨といっても、花時ならではの華やかさ、艶やかさを彷彿とさせる。「煎餅をいぬがかむ音」とは、笑いを誘われるような、でもちょっとせつない。

立子は、高浜虚子の次女。父の提唱した花鳥諷詠、客観写生を基本としながら、なにげない日常や自然を細やかな感性で詠み、女性俳人の先駆的な存在となった。

たんぽぽと小声で言ひてみて一人」鞦韆に腰かけて読む手紙かな」さへづりをこぼさじと抱く大樹かな」など。

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三原堂「最中 播磨坂」

先日のお花見句会でいただきました。「最中 播磨坂」は、餡の中にほのかに桜の香りがする、刻んだチェリーが練りこまれています。

文京区は坂の多い街で、松平播磨守の上屋敷があったことから播磨坂と呼ばれる広い坂があります。ここには、130本もの桜が植えられ、桜まつりが行われています。それにちなんで、菓子処三原堂茗荷谷店のみで販売されているそうです。

式根島から参加されたSさんより、島名物「黒潮のり」もいただきました。ありがとうございます。

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大人ふたり犬いつぴきの花見酒

4/3    折島光江

 

(おとなふたりいぬいっぴきのはなみざけ)

(おりしまみつえ)

花見酒」は、平安時代は、貴族の間で行われる神聖な宴だった。安土桃山時代には、豊臣秀吉が、究極の花見といわれる醍醐の花見を催した。江戸時代になると、家族や友人など少人数の花見が主流となる。

あたたかな陽射しを浴びた満開の桜は、気候の安定とともに豊作の兆しとされた。咲き誇る桜を愛でながらの「花見酒」は、豊かな暮らしの象徴といえよう。

大人ふたり犬いつぴき」というきっぱりした表現から、「いっちょまえ」の顔をした犬が浮かぶ。なんとも微笑ましい。

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八 ・一 トリオ展とand/or展

今春もお仲間の皆様による展覧会が目白押し、楽しみです♪
「西里 青穂展」             
4月2日(月)~8日(日 10:30~18:30 最終日は16:30まで
墨絵で描く子供、花etc 銀座 ギヤラリームサシ 銀座一丁目駅下車 03-3561-5036  墨の美しさと色彩の美しさがハーモニーを奏でる
 
「八 ・一 トリオまたまた銀座編」   
4月2日(月)~9日(月) 1:00~18:00  銀座 伊東屋9Fギヤラリー 銀座駅・銀座1丁目駅下車   03-3561-8311   楢 喜八  ウノ・カマキリ  成田一徹による3人展、今回で11回目   銀座では3回目おなじみのトリオ、どんなコラボレーシヨンが生まれるか   
「and/or展」 
4月4日(水)~9日(月) 12:00~19:00  楢 喜八 山岡康子 藤田三保子   元麻布ギヤラリー  麻布10番駅下車 03-3796-5564  楢さんほか12人による絵画、版画、写真、陶器、CG、書、イラスト、デザインなどさまざまなジャンルがクロスオーバー
             

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犬洗う前を烏が万愚節

4/2    竪阿彌放心 

(いぬあらうまえをからすがばんぐせつ)

(たてあみほうしん)

「万愚節」とは、エイプリル・フールの日のこと。四月馬鹿とも。犬を洗っていると、その「前を烏が」横切った。「万愚節」だけに、「烏」に馬鹿にされた気がしないでもない。

4月1日は、相手をだましたり、驚かしてもよいとされる。その風習の由来はフランスだとか。嘘をつくのは人間だけではない。言葉を話さない犬や猫だって嘘をつく。

うちの犬が突然、足を引きずっているので驚いてそばに寄ったら、こちらの気をひくためだったのだろう。まんまと騙された。それも愉快な思い出だ。

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銀蕎麦 國定

銀座6丁目、数寄屋通りのビルの地下。ちょっとわかりづらいので、通りに置いてある濃紺の看板を目印にするとよいでしょう。先回、うかがったときは、午後2時過ぎで入れなかったので、今回は、5時営業をめざし、銀ブラをして時間を調整しました(笑)。

ビルとビルの細い隙間にある入口から地階へ。木の扉を開くと、目の前がぱっと開けます。木を生かした落ち着いた空間。適度な明るさの照明。

われわれは、カウンター席へ。カウンター越しにこの店の女主人・国定さんにご挨拶。ショートカットに紺色のТシャツ姿。蕎麦屋さんではまだ珍しい、女性オーナーで、打ち手でもあります。私と同じ江戸ソバリエの国定さんは、新橋「本陣房」で修業され、1年前に独立されたそうです。蕎麦打ちはもちろん、日本酒にもお詳しいそうです

もう1人女性が働いておられます。こちらは、定番の「蕎麦シュー」ほか、そば粉や豆腐製品などを使ったヘルシーなスウィーツをつくるパティシエだそうあまり飲めない人飲める人も、甘いものに目のない人も、みなそれぞれに満足できるとお店だと思います。

まずは「せいろ」、といきたいところですが、今日は少し趣向を変えて、力きざみ葱蕎麦(たしかこんな名前でした)を。ご一緒してくださった方は、ぶっかけタイプの納豆蕎麦、1,000円を注文。カウンター越しに眺める、蕎麦を茹で上げ、冷水にさらすオーナーの後姿。きりりとされて、盛り付ける手際もあざやか。

朱色の器で出された蕎麦。麺はあくまで細く繊細。しかもコシがあります。厚揚げや京都から取り寄せた九条葱がたっぷりかかって、うれしい。「大食いなんで」と自ら語るオーナーだけに、味はもちろんボリュームも満点。美味しい蕎麦をいただいたという満足感があります。

お品書きを拝見すると、蕎麦のメニューの下に、「お得なランチセット」とあります。好きな蕎麦にプラス500円で、豆腐、サラダ、おばんざいあるいは甘味がつけられるようです。今度はぜひ、ランチにうかがって、「せいろ」にランチセットをつけてもらおう。蕎麦湯もしっかり味わいたい。

ただし1つ、お通し代としてとられた1人300円に、連れの方曰く、「少し腹が立ちましたが、夜の銀座だからしょうがないかな、蕎麦もうまかったから許しましょう」。

http://www.kunisada-soba.com/index.html

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春の雷床下に野良犬と仔と

4/1    西東三鬼

(はるのらいゆかしたにのらいぬとこと)

(さいとうさんき)

今日は、三鬼の忌日。「春の雷」は春雷(しゅんらい)ともいい、本格的な春の訪れを告げる、どこか陽気なイメージもある。でも、「春の雷」が起こる前は、いたってのどかな天気だったのに、くぐもった音が聞こえたとたん、あたりは舞台が暗転したかのように大きな変化を遂げる。そのため私は、「春の雷」は春の不安定な天候を象徴している気がする。

「春の雷」のもと、「床下に」息をひそめてうずくまる「野良犬」。母犬に寄り添う「仔」犬の様子が伝わる。

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