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市川 一茶庵

我が家から近い、JR総武線の本八幡駅近くにある、一茶庵直系の蕎麦屋です。山寺芳男氏が、足利の「一茶庵本店」の片倉康雄氏に師事して、昭和31年に市川市に「一茶庵」を開業。暖簾わけした各地の手打ち蕎麦店(26)と「禅味会」をつくり、お座敷蕎麦屋の手打ち蕎麦を追及しています。

古民家を改築したような昔ながらのたたずまい。通りから奥まった入口は、少々敷居の高そうな感じ。ですが、一歩中に入ると、あたたかく迎え入れてくださいます。靴を脱いで、座敷に案内されると、落ち着いた雰囲気。

蕎麦は、細打ちの「おせいろ」と太打ちの「深山(田舎)」の2種類。「おせいろ」(735円)は、会席盆にスノコをのせた上に盛られています。細打ちで、コシもしっかりあり、喉越しもよい。小さな甘皮の粒が混じり、ほのかに香ります。盛られている蕎麦を手繰ると、その分だけスルスルと抜けます。汁は、甘味を抑え、鰹節のダシがきいています。蕎麦の相性もよい。2つの蕎麦を楽しめる「二色そば」(750円)もあります。

入口でお勘定をすませると、調理場の中からも「ありがとうございました」という声がかかりました。気持ちいいものですね。老舗ながら気取りのない蕎麦屋を「ご近所のお蕎麦屋さん感覚」で利用できるなんて、うれしい限りです。お店を出てから気づいたのですが、すぐ近くの線路沿いに、カウンターのみの、手軽に立ち寄れる二号店ともいえる「一茶庵」もありました。

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