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September 2006

秋刀魚

ほんとうは切らずにまるまる味わいたいのですが、レンジの都合もあり。。。脂がのってとても美味しゅうございました。腸の苦味も好み。

夕星の光り初めたる秋刀魚買ふ  和田祥子

(悦花歳時記)

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飼犬の出自は問はず秋夕焼

9/30      辺見狐音

(かいいぬのしゅつじはとわずあきゆうやけ)

(へんみこおん)

夏夕焼ほど圧倒的でも、冬夕焼ほど鮮烈でもない「秋夕焼」。秋は空気が澄んでいるせいか、「秋夕焼」は、とても静謐だ。眺めていると、何かにとらわれている気持ちなど失せてしまう気がする。

わが家のジョニーは、生まれや出どころ、母犬や父犬の姿かたち、兄弟犬の行方などまったく不明。あるとき、犬種図鑑を見ていたら、日本にはほとんど見られない犬種がジョニーにそっくりで驚いたことがある。

「老犬が老人を曳く秋夕焼  田畑益弘」も「秋夕焼」の句。

(わん句カレンダー)

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TINUN The Noodle Bar

句会に参加するため、JR四谷駅で下車。駅ビルのアトレには、友人のお姉さま(?)がオーナーをつとめるケーキ&喫茶店があります。以前、そこでクリスマスケーキを注文したことを思い出しました。

今回は、1階のタイフードレストラン「TINUN The Noodle Bar(ティーヌン・ザ・ヌードル・バー)

で昼食。店内は、アジアンテイストの落ち着いた雰囲気。ベトナム風ヌードルやビーフンなどのメニューの中から、「パッタイ」(焼きビーフン・800円)を頼みました。麺好きの私は、実はビーフンも大好きで、家でもよく焼きビーフンをつくります。

次は、オリジナルの特製ペーストで味を付けたという「トムヤムヌードル」も試してみたいもの。辛くてすっぱい料理が好きなので。

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地上八寸犬のとらへし秋の声

9/29      平井 浩

(ちじょうはっすんいぬのとらえしあきのこえ)

(ひらいひろし)

犬の鼻先のあたりが、ちょうど「地上八寸」(約24.2cm)の高さなのだろう。

秋が深まるにつれて空気が澄み、風、雨、草木、虫などの音に敏感になり、しみじみとした情感を誘われる。こうした「秋の声」を犬は、人間よりもデリケートに「とらへ」ているのだろう。

「散歩させていると、坂の上などで突然ぴたっと止まり、ほんの短い時間なんだけど、鼻をつきだして正面のなにかをじっと見ているようなポーズをとることがあるんです。

何をみてるの? 何か聞こえたの? と聞いてみたいほど真剣な顔で。聞いたら、こう答えるんじゃないかと思う。『うん、ちょっとお先に、秋をね』」とは作者の弁。

(わん句カレンダー)

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ひさご亭

JR市川駅の北口商店街の路地裏。知る人ぞ知る中華店さん。先代が店を開いた50年前からのこちらの名物は、餃子だとか。評判は以前から耳にしていましたが、実はうかがうのは今回初めて。


やはり、餃子1人前 6600円)を注文。まもなく運ばれてきたのは、普通の餃子の3、4倍もの大きさはあろうかという、女性の握りこぶしほどもある餃子の山盛。 「これって、餃子?」と思わずたずねたくなるほど。巨大な揚げまんじゅうのようなものが6つも。

評判というのは、味はもちろんですが、この巨大さのことであったのかと納得。しばし、アゼン。

からっと揚げたような皮ですが、はしで切ろうとすると意外とやわらかく、弾力があります。中は野菜が、これでもかというくらいたっぷり、ぎっしり。おそらく1個に、普通の餃子1人前以上の餡(野菜やニンニク等)が詰まっているのではないかしら。

これは、とうてい1人では、とても食べ切れないのではと不安が走ります。醤油にラー油や酢を加えたものにをつけていただきます。こんなに大きいのに、中までしっかり火が通っているのは不思議です。なんだか黒糖のような、独特の甘味があります。名物とはいえ、大きさといい、味といい、かなり独特なので、ちと違和感も。餃子1人前は、3人分くらいに相当するので、3個食べたところでギブアップしそうになりました。何度も、残り3個をお持ち帰りにしてもらおうかと思いました。

カウンターは10席ほど、6人がけのテーブルが3つ。中には男性が2人。注文は穏やかなおばさまが対応してくださいます。広いテーブル席もよいけれど、今度来るとしたらカウンターに座って、餃子をつくっているところを見たいものだと思いました。

人気の餃子は、生ではなく揚げたものをお土産として詰めてくれるそうです。私が行ったときはすでに売り切れでした。帰るとき、訪れた母子が、売り切れを知って戻ろうとすると、店員の女性が、残念そうな顔をした女の子に、お菓子を手渡していました。こんな心遣いも、人気の秘密なのでしょうね。

ジャンボ餃子6個をなんとか完食した私。当たりまえながら、さすがにニンニク臭が気になり、寄り道せずにまっすぐに家を目指しました。もちろんその夜は、満腹で、夕食はいただきませんでした。

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車はづされし犬が月に駆けりけり

9/28      荻原井泉水

(くるまはずされしいぬがつきにかけりけり)

(おぎわらせいせんすい)

車」を「はづされ」て自由になった犬。一心に「月に」向かって「駆け」ていく……。

幼年時代、樺太で過ごした女性が、トロイカ仕立てのソリを牽く3頭のカラフト犬と一緒に寝て暖をとった思い出を話してくださった。

荷車やソリを牽くカラフト犬は、厳しい寒さや粗食にも耐えて我慢強いことから、南極・昭和基地の犬ゾリ隊としても活躍。

探検家・植村直己さんは、「主人を愛する犬は、力を尽くして一生懸命にソリを引っ張る。そのため短命だ」と語られたそうだ。

(わん句カレンダー)

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上海ブラッセリー

JR浅草橋駅から徒歩3分。安くて美味しいと評判の創作中華のお店です。今年の5月で開店10周年を迎えられたと最近知りました。私の地元のお店ですが、教えてくださったのは、都内をいつも自転車で移動なさっているCさん。昼食は、時間が合えば、ココのタンメンといつも決めているそうです。

私は、何回もうかがっているわけではないのですが、お店の前を通るたび、カウンターや椅子席はもちろん、店の前のオープン席にもお客さんがあふれて、とても活気が感じられて、好感を持っていました。

ランチは、Cさんオススメのタンメン&半チャーハン。 タンメンはボリュームたっぷり。チャーハンはさらっとしていて、とてもいい味です。こちらがメインでもよいかなあ。

飲み物やお食事メニューもとても充実して、中華風居酒屋としても利用したいもの。厨房で汗を流すマスター、ママさん、若いスタッフの皆さんの雰囲気もあたたかで、アットホームな感じが人気のヒミツなのでしょう。

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花野過ぎ犬のふぐりの後にゆく

9/27      金塚緋紗女

(はなのすぎいぬのふぐりのあとにゆく)

(かなつかひさじょ)

四季を通じて花は咲いている。なのに俳句では、花といえば桜を指して春の季語で、「花野」は秋の季語。

「萩の花尾花葛花なでしこが花をみなへしまた藤袴朝顔が花」と詠われた秋の七草を見ても、1ひとつの花の色や形はつつましい。でも、広い野原一面に咲きそろうと、思いがけなく華やかだ。

眺めているうち、なんとなく寂しく人恋しい思いになることも。「犬のふぐりの後にゆく」と、「犬のふぐり」を頼りに歩く姿に、犬に寄せる思いも感じられ、面白い。

(わん句カレンダー)

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秋葉原

事務所の最寄り駅である秋葉原。この1年で、駅の内外が大きく変化しました。駅周辺では、まだ工事は続いていますから、これからさらに変わることでしょう。

ヨドバシカメラ1周年記念というこで、平日というのにたくさんの人出でにぎわっています。私は、パソコンの周辺機器を購入。

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犬連れて九月の風を走ろうか

9/26      田中悦子

(いぬつれてくがつのかぜをはしろうか)

(たなかえつこ)

爽涼な青い空、流れる雲、蒼白の月、露に光る草、鳴き競う虫たち。秋もたけなわ、実りの季節を迎えようとしている。

「九月の風」に誘われるように、犬を「連れて」ぶらりと外に出た。すると風を切って走り出したくなった。自然に手足が動き出す感じなのだ。犬のほうは、とうに準備OKだったようで、すぐこちらに合わせて駆け出した。

九月の風を走ろうか」という呼びかけが、「九月の風」にひょいと飛び乗るよう。流れるようなリズムもやさしく、心地よい。

(わん句カレンダー)

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吉村昭さんお別れの会

ご報告が遅くなりましたが、8月24日、作家・吉村昭さんのお別れの会に出席しました。

会場となった西日暮里のホテルラングウッドの敷地の一角に吉村さんの生家が建っていたのだとか。毎年、お正月はこのホテルに立ち寄られたそうです。こちらでお食事をとられたのが、ご夫妻での最後のお食事になったと津村夫人が語っておられました。

会場には、尾崎放哉の最晩年を描いた『海も暮れきる』初版本も展示されていました。私は、ちょうど俳句をはじめた頃、文庫で拝読しました。

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流星や犬の遠吠えはじまりぬ

9/25      髙橋秋子

(りゅうせいやいぬのとおぼえはじまりぬ)

(たかはしあきこ)

遠くで声を長く引いて吠える、犬の「遠吠え」は本能のなごりだといわれる。でも、そのような野性的な声を耳にすることは少なくなった。

昔、わが家の秋田犬は、夜中に救急車のサイレンに反応して「遠吠え」をした。やはり、あの太く間延びした声は中型以上の犬のもの、という気がする。あと、焼き藷屋さんと竿竹売りのスピーカーの声にも反応した。

もともと犬は、夜行性の動物。真夜中のサイレン音は、犬にとって何か呼び覚まされるものがあったのだろう。

(わん句カレンダー)

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白曼珠沙華

徒歩10分ほどのJR秋葉原駅で待ち合わせ。時間の余裕を持って仕事場を出たので、お散歩気分で初めての路地を抜けてみたり、ゆっくり歩きました。

途中、ガード横の公園に、彼岸花を発見。ちょうど秋のお彼岸の頃に咲くから、その名がついたのでしょうが、まさにぴったり。以前、埼玉の高麗の巾着田で、群生しているのを見たことがありますが、こんな都心で目にすることができるなんて。とても感動しました。

公園の近くの民家の玄関の前には、鉢植えの白い彼岸花が。白い種類があるとは知っていましたが、白曼珠沙華は初めて見た気がします。

曼珠沙華たどりどこへも着かぬ道  鈴木俊策

(悦花歳時記)

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古犬が先に立也はか参り

9/24      小林一茶

(ふるいぬがさきにたつなりはかまいり)

(こばやしいっさ)

秋分の日をはさんで7日間を秋彼岸といい、法要や墓参りをして祖先の供養をする。たんに彼岸といえば、春の彼岸のこと。秋の場合は、秋彼岸や後の彼岸という。

ところで、「古犬」とは、どのような犬だろう。皆の先に立って「はか参り」をする姿から、堂々と貫禄あふれる犬を想像する。

鷹狩は、鷹と犬を使って空と陸から獣を追うが、4年くらいの経験を積んだ鷹犬を古犬(フルイヌまたはコケン)5歳以上の老齢の鷹犬を古疲れ(フルヅカレ)と呼んだそうだ。

(わん句カレンダー)

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ラベンダー 秋の手入れ

伸びたままのイングリッシュラベンダー(左)。灰色に変色した下葉を手で丁寧に取り除き、細い枝や枯れ枝もカット。全体に葉の長さを整えて、株元まで日光が届くようにしました(右)。

休日の朝、こうした作業をしていると、時が経つのを忘れてしまいます。頭の中ではなぜか、映画「シザーハンズ」の主人公がよぎります。あくまで、気分なのですが。なんだか楽しい♪

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いただきもの 叶匠壽庵 季寄せ

「叶匠壽庵 季寄せ」という和菓子の詰め合わせ。香り豊かな柚子の羊羹など、季節限定の風味。

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愛犬の俗名の墓雁渡る

9/23      田中稚郎

(あいけんのぞくめいのはかかりわたる)

秋の空を雁が10羽くらいの群れで鳴き交わしながら、長い列をつくったり、V字型になったりして飛ぶ様子は、秋の風物詩の一つ。「雁渡る」は、秋の季語になっている。でも、最近はあまり見かけなくなった。

陰暦9月に吹く風は「雁渡し」。初雁、来る雁、雁の棹、雁行、雁字、雁陣、落雁、雁鳴く、雁の声、真雁、菱喰い、白雁、黒雁など、雁に関する季語は多い。

今日は秋分の日。ちなみに、うちの「愛犬」の戒名は、「犬ジョニー大悲生所善義起菩提心」という。

(わん句カレンダー)

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ヤブラン

樹林の下草として自生する植物で、幅1cmほどの細い葉が群生します。ランと名づけられていますが、ラン科ではなくユリ科に属します。和名のヤブランは藪蘭と記し、葉のかたちがランに似て、藪に生えることによるそうです。

花壇のふちどりなどによく利用されるのは、斑入りの品種で、フイリヤブランとも呼ばれています。わが家のものも斑入りです。初秋の頃、高さ30cmほどの細い花茎が伸びて、小さくて淡い紫色の花をたくさん付けます。花期は長く、もう1ヵ月くらい咲いています。

ふだんは目立たないので、実は、ずっと見過ごしていました。花が咲いてから「この花は?」と調べて、ようやく納得した次第。

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秋光や犬のあばらのやはらかし

9/22      西原天気

(しゅうこうやいぬのあばらのやわらかし)

(さいばらてんき)



れ渡り、遠くのものまではっきりとよく見渡せる秋らしい天気。風が肌に心地よい。「秋光」は、明るく透明な陽射しとともに、秋の景色彩り、さらには秋の気分や気配までも含んでいる季語といえよう

秋の光の中、かたわらの犬の肋骨とその動きまで、とても柔らかく、しなやかに感じられて、ほれぼれしてしまう。「犬のあばらのやはらかし」の平仮名表記が、それをよく表現している。

澄み渡る空間と、犬との心おだやかなひととき想像させられる。



(わん句カレンダー)

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芋の葉

鉢植えした里芋が育って、四方に葉を拡げています。朝露をのせた緑の葉も美しい。

芋あらし夜ごと愛する背かな  吉田悦花

(悦花歳時記)

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抱けば硬き小犬のあたま野分くる

9/21      澁谷 道

(だけばかたきこいぬのあたまのわきくる)

(しぶやみち)

生あたたかく湿った風が唸りを上げ、草木もざわめいている。厚く垂れこめた雲が、恐ろしいほどの速さで流れる。「野分」が近づいているのだ。

思わず抱き上げた「小犬」。その「あたま」を撫でようとふれたところ、思いのほか「硬い」ことに気づいた。

「野分」とは、二百十日、二百二十日前後に吹く暴風・台風。草木を吹き分けるという意。野分立つは、野分らしい風が吹くこと。野分跡は、野分のあとの、からりと晴れた様子。同時に被害も目の当りにする。

(わん句カレンダー)

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金柑

わが家の金柑の実が色づいてきました。幹も枝もかなりの太さ。樹齢30年にはなるはず。稔った果実は、鳥などの生き物への恵みとなります。

一本の塀のきんかん数しらず  阿波野青畝

(悦花歳時記)

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桐一葉犬の眠りを妨げず

9/20     柳沢八重子

(きりひとはいぬのねむりをさまたげず)

(やなぎさわやえこ)

初秋に、まだ青さを残したまま、いち早く葉を落とし始める桐の葉。大きな桐の葉が、はらりと落ちてきた。しかし、「犬の眠りを妨げ」ることもなく、安堵する作者の穏やかな目線。

桐一葉」は、古代中国の書『淮南子(えなんじ)』の「一葉落ちて天下の秋を知る」に由来するそうだ。たんに一葉、一葉落つといっても「桐一葉」をさす。

「桐一葉日当たりながら落ちにけり 虚子」が有名。その葉の大きさや青さから、他の落葉にはない感傷を呼び起こされる。

(わん句カレンダー) 

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零余子飯 (むかごめし)

「野ざらし紀行」ツアーに参加なさったおみやげということで、「零余子(むかご)」をたくさんいただきました。

さっそく、小薯のような零余子をごはんに炊き込んで、零余子飯に。初めて口にしたのですが、ほくほくして、なんだか懐かしい味がします。

もう10年以上前のこと。仕事場近くの小学校の金網に巻きついていた蔓に、小さな深緑色の実がたくさんついていました。友人から、これが零余子だと教えられました。それを摘み取った彼は、後日、家で零余子飯にして食したと、うれしそうに語っていました。

私はふだん、五穀ごはん(写真右)や玄米ごはん(写真中央)を好んでいただいています。こうした季節の香りのするごはんもいいものですね。

米洗ひ零余子洗ひぬ零余子飯  尾崎迷堂

(悦花歳時記)

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犬と犬吠えて向き合ふ秋の朝

9/19     大原貴彦

(いぬといぬほえてむきあうあきのあさ)

(おおはらたかひこ)

秋は夕暮、と言ったのは清少納言だったか。たしかに日本人は、昔から、秋の暮の風情を愛し、の夜、夜長、星流るなど、夜間の秋の季語も目につく。

しかし、涼しく爽やかな「秋の朝」の気持ちよさは、忘れがたい。散歩していた「犬と犬」が、出会い頭に「吠え」合い、静かに「向き合」った。

明るい朝の光、しんとした空気の中に響く「吠え」声。句ににじむ微妙な緊張感、クールで乾いた雰囲気は、秋の夜でも秋の昼でもなく、「秋の朝」でなければならないだろう。

(わん句カレンダー)

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老犬の風受けてゐる九月かな

9/18    

飯塚惠美子

(ろうけんのかぜうけているくがつかな)

(いいづかえみこ)

吹く風も、熱風から涼風となり、猛暑から身も心も解放され、ほっとする。それは、老犬も同じだろう。

亀のように首を伸ばし、気持ちよさそうに「風」を「受けてゐる」。「九月かな」に、ともに極暑を乗り越えた老犬をいたわる心持ちがうかがえる。

今日は敬老の日2005の厚生労働省の「全国高齢者名簿」によると、満100歳以上の日本人は25,554(前年2,516人増)で、女性21,775人、男性3,779人。10万人あたり20人が満100歳以上ということになる。

(わん句カレンダー)

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徳利パブ 百万両

早々にお仕事を終わらせ、御茶ノ水と秋葉原のJRガード下(紅梅橋高架下)にある「百万両」へ。なぜゆえ二週続けて、いいオトナが4人いそいそと、しかも店の前まで車で乗り付けるのか。

それは、徳利パブ「百万両」の入口の仰天デザインに理由があるのかも。白い巨大な徳利を削って入口として、その中に吸い込まれていく快感、であろうか?

店内は、ガード下とは思えないほど広々として、白い丸天井が印象的。昔のビアホールのようなレトロな雰囲気。陳さんという店員さんも、きびきびとして、とても気持ちがよい。

ときどき、電車の轟音が聞こえる。これもまた快感、かも。今回は、神田川沿いの席で、暗い川面を眺めながら。Тちゃんは、ハムかつで熱燗が気に入ったよう。

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犬若し月光をうしなへば吠ゆ

9/17    藤田湘子

(いぬわかしげっこうをうしなえばほゆ)

(ふじたしょうし)

「月に吠える、それは正しく君の悲しい心である。冬になつて私のところの白い小犬もいよいよ吠える。昼のうちは空に一羽の雀が啼いても吠える。夜はなほさらきらきらと霜が下りる。霜の下りる声まで嗅ぎ知つて吠える。天を仰ぎ、真実に地面(ぢべた)に生きてゐるものは悲しい」(原朔太郎詩集『月に吠える』より)。

「月光をうしな」い、あたりが闇に包まれたら、たちまち若犬は、吠え出す。それは暗闇の中で無性に吠えたくなる作者自身の姿かもしれない。

(わん句カレンダー)

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ひぐらしや犬一点を見つめをり

9/16     三角和夫

(ひぐらしやいぬいってんをみつめおり)

(みすみかずお)

「一点を見つめ」て動かない犬。いったい何を発見したのだろう。

暁方や夕方に鳴く「ひぐらし」(蜩)は、真昼に鳴く蝉と異なり、「かなかなかな」とよく響く軽やかな声で鳴く。聴覚と視覚に訴える句。

その名の由来は、夕暮れどきに鳴くことから。明るさに敏感で、昼間でも天気が悪くなり、あたりが暗くなると鳴き出すそうだ。どこか、さびしさやもののあわれをも感じさせる。秋の季語とされるが、実際は蝉の種類でも早くから現れ、7月が最盛期だそう。

(わん句カレンダー)

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「みだれ咲き」

今月も芭蕉庵で開催された点々句会。句会が終わる頃、今週末、俳句の公募を中心とする芝居&トークショーをなさることをうかがいました。当句会の中心メンバーである女優と作家によるもので、題して「みだれ咲き」(!)。募集する俳句の季題は、「すすき」「月」「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」「色鳥(いろどり)」、そして「新蕎麦」「新米」も。皆様にもぜひご案内申しあげます。
http://www.city.ayase.kanagawa.jp/hp/page000008500/hpg000008438.htm

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花ちゃんと犬は呼ばれて秋の山

9/15     菊田一平

(はなちゃんといぬはよばれてあきのやま)

(きくたいっぺい)

花ちゃん」と「呼ばれて」いる犬は、村のアイドルなのだろうか?「花ちゃん」の背後に広がる「秋の山」のおおらかさに、ほのぼの癒し系の「花ちゃん」の様子が浮かぶ。

もしかしたら、「花ちゃん」は、もう長いことアイドルの座に君臨し、実はそれほど若くはないかもしれない。でも、今も元気に「花ちゃん」と呼ばれると、尾を振って愛敬をふりまいている。

犬は呼ばれて」でちょっと間があき「秋の山」という展開に、なんとなく私はそんな気がする。

(わん句カレンダー)

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月刊「psiko(プシコ)」発売中♪

月刊「psiko(プシコ)」(ポプラ社)で好評連載中の「犬猫歳時記」では、毎回、動物写真家・岩合光昭さんのカラーの犬の写真とともに、犬の句をご紹介しています。

10月号は、柴犬の仔犬が登場。月刊誌1ページ、しかもカラーで掲載されるのは珍しいかもしれませんね。書店で1度、手にとってご覧ください。
http://www.psiko.jp/

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名も無い犬ころ等に秋草咲き

9/14     尾崎放哉

(なもないいぬころらにあきくささき)

(おざきほうさい)

「犬ころ」は、犬の子のこと。いぬっころともいう。野辺に生まれ、ようやく目が開いたのだろうか。もぞもぞと動き出したかと思うと、母犬のもとを離れて、好奇心旺盛に歩き回る「名も無い」犬ころ等」。

「秋草」の1つ、ノコログサは、犬ころ草とも呼ばれ、道端や空き地などに茂る一年草。別名をネコジャラシとも。円筒状の短い花穂の周囲に針状の長い毛が密集している。

放哉と同じ自由律俳人住宅顕信の「ずぶぬれて犬ころ」という句を思い出した。

(わん句カレンダー)

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満る賀 浅草橋

ざる蕎麦をいただきました。汁も麺の量もたっぷり。食べても食べても、、、、これで520円とは! 

JR浅草橋駅のすぐ裏手に位置する、浅草橋の「顔」といってもよいほど、問屋街で古くから親しまれてきたお蕎麦屋さんです。ざる蕎麦は、サラリーマンの昼食に、ボリューム的にも価格的にも申し分なし。仕事帰りの晩酌メニューも揃っていて、いつも賑わっています。気どりのない、懐かしい雰囲気の、地域に根ざしたお蕎麦屋さん。

でも、蕎麦を美味しくいただくには、適量というものがあるような気がするなあ。私には、ちょっと多過ぎました(残さずにしっかりいただきましたが)

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新涼やゆつさゆつさと歩く犬

9/13     森戸柚斎

(しんりょうやゆっさゆっさとあるくいぬ)

(もりとゆうさい)

秋の初めの涼気を「新涼」という。いかにも涼しげな響きが好き。

熱をはらんでいた風もやわらぎ、朝夕はぐっとしのぎやすくなった。「ようやく秋らしくなりました」という感じで、歩いていても心地よい。

しかし、丸々と太ったその犬は、「ゆつさゆつさと」体を揺らし、いかにも大儀そうだ。暑苦しく、息苦しくてかなわん、とぼやいているような気もする。

「新涼」の清新さと「ゆつさゆつさ」というオノマトペから想像される犬の姿との対比。そこが面白い。

(わん句カレンダー)

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アロエ 不夜城

アロエの鉢も、いつのまにか増えました。これは「不夜城」という品種。素焼きの鉢に濃い緑が映えます(以前、アロエの鉢を部屋に飾っていて枯らしてしまったという、私には「前科」があります)。

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波の好きな犬居て出雲崎初秋

9/12     北村美都子

(なみのすきないぬいていずもざきしょしゅう)

(きたむらみつこ)

向かいに佐渡島を望む「出雲崎」は、良寛の生地。芭蕉が「荒海や佐渡に横たふ天の川」の句を詠んだ町としても知られている。

私は8年ほど前、新潟の知人に、ゆるやかな海岸線沿いに伸びる直線道路を車で案内してもらったことがある。昔は、防波用のテトラポッドがあるだけで、殺風景であったという。

季節はずれの砂浜は、人影はまばらだったが、犬を連れた人が佇んでいた。目の前に広がる日本海に沈む夕日は、素晴らしいだろうなと思った記憶がある。

(わん句カレンダー)

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手提げ袋

ハギレがたくさんあります。これは、もともと、何だったのか。和のイメージの布で、手提げ袋をつくりました。表と裏と模様が異なります。裏地は水色の布で。ミニバッグですが、マチがあるので意外とモノが入ります。たたんでカバンの中に入れておいても便利、かな。

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掃除機と犬の戦ふ台風圏

9/11     岡田由季

(そうじきといぬのたたかうたいふうけん)

(おかだゆき)

「掃除機」のやかましい音を嫌って逃げる犬が多いなか、果敢に立ち向かう犬を「戦う」と表現したところがユニーク。

11日は、二百二十日。もともと大型「台風」が襲来しやすい頃で、厄日とされている。「台風」の勢力圏内を表す「台風圏」「台風裡(り)」や、「台風」の中心に入った状態を表す「台風の眼」、台風の過ぎた後を表す「台風一過(いっか)」、台風の被害を表す「台風禍(か)」も秋の季語。

「颱風の目つついてをりぬ予報官  中原 道夫」も「台風」の句。

(わん句カレンダー)

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Soup Stock Tokyo

各所に出店しているようですが、私が最初に利用たのは、JR四ツ谷駅前「アトレ四谷」内のお店。次に、JR御茶ノ水駅聖橋口前でもお店を見つけて入りました。

私はもともと、具沢山のクラムチャウダーなどのスープが好きだったのですが、こちらでは、自然の旨味をいかした無添加のスープをいただくことができます。

夏には、青くてボリュームのある空豆の冷製スープ。冬には、旨みのつまった野菜スープなど、季節や週替わりのメニューが豊富。保存料や化学調味料、添加物を一切使わず、安全・ヘルシーなところも魅力。野菜カレー(写真)もあります。カラダのすみずみまで、スープのやさしさ、あたたかさがしみわたり、元気になります。

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犬の紳士に猫の貴婦人秋扇

9/10     嶋田麻紀

(いぬのしんしにねこのきふじんあきおうぎ)

(しまだまき)

スーツ姿の紳士の犬やドレスアップして「扇」を手にした貴婦人の猫の様子が浮かび上がり、なるほどなあと納得する。

作者は、「最近、吉田悦花の『わん句歳時記』という本に出会った。ホームページもあって、その存在は知っていたが、犬と暮らしている私にとって『俳句で深まる愛犬との絆』のキャッチフレーズに魅かれエールを送りたくなった」「関心を持つものにとっては種々の犬猫の表情、仕種がみえてきて楽しい」と主宰誌「麻」の巻頭で述べておられる。

(わん句カレンダー)

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杜仲茶

お茶と名のつくものが大好き。季節を問わず日頃から、お茶をたくさん飲んでいます。盛夏でも、熱い緑茶は欠かせません。でも、やはり冷たい飲み物も用意しておきたいので、そんなときは、「杜仲茶(トチュウチャ)」を。お鍋いっぱいに葉を煮立て、小さなペットボトルに小分けにして冷蔵庫へ。こうしておけば、携帯にも便利。

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老犬と老母の眠り月の下

9/9    イザベル真央

(ろうけんとろうぼのぬむりつきのした)

(いざべるまお)

美しい月が出ている。その「月の下」に眠る「老犬と老母」。作者にとって、かけがえのない存在である「老犬と老母」が、どちらも「月の下」に眠っている。

なんとも静かで、抒情的な光景。耳を澄ませば、静かな寝息が聴こえる。「老犬と老母」はもちろん、それを見守る作者にとっても、心やすらぐような月夜が広がる。

99日は、重陽の節句。昔は、菊の節句とも呼ばれ、長寿と家族の繁栄を祈った。「老犬と老母」に対する作者の祈りのようなものも伝わってくる。

(わん句カレンダー)

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いただきもの 秋茄子

朝採りの新鮮な茄子をいただきました。浅漬けにしたり、焼いたり、揚げたり。やわらかて美味しい。

秋茄子をもぐやどこかでピアノ鳴る  加倉井秋を

(悦花歳時記)

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抱けばすぐ降りたがる犬黍嵐

9/8   佐藤良重

(だけばすぐおりたがるいぬきびあらし)

(さとうよしえ)

うちの愛犬は、人にさわられるのは大好きだったけれど、抱き上げられるのは苦手だった。抱えようとすると、しなやかにすばやく、するりと腕の中を抜け出てしまう。

でも、老犬になると、そんな芸当もできなくなり、「抱かれ上手」というか、自然と人に身をゆだねることがうまくなった気がする。

黍の葉を吹き倒すほどの強い風「黍嵐」は、黍畑を吹きわたる強い風。ざわわざわわと黍の葉が音を立てる。青嵐、夏嵐、麦嵐は夏の、初嵐、黍嵐、芋嵐は秋の季語。

(わん句カレンダー)

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シャンパンビール「シャンビア」

前にもご紹介した「シャンビア」。友人の会社がドイツからの輸入元です。よく冷やし、グラスに注いで乾杯、気の置けない仲間とのホームパーティに、ちょっと気どって、「シャンビア」。

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俳人と犬お断り萩の寺

9/7    倉富あきを

(はいじんといぬおことわりはぎのてら)

(くらとみあきお)

朝夕涼しく感じるようになった。「萩の寺」として知られる萩の名所に犬の散歩の折、足を延ばした。公園や家の塀に「犬お断り」や「犬の大小便お断り」などの立て札を目にすることがあるが、境内にも。

赤や白の萩の花で埋め尽くされる「萩の寺」には、句帳を手にした「俳人」も吟行と称して大勢訪れることだろう。

私の知人の川柳に「桜草踏んづけていく歩く会  南平」があるが、それと似たようなイメージで、皮肉がきいている。ちょっと自虐的で、面白い。

(わん句カレンダー)

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元祖 醤麺 じょんのび

千代田区三番町に暮らすNさんのご案内で、ご近所のラーメン屋「元祖 醤麺 じょんのび」へ。1年ほど前、市ヶ谷駅から徒歩数分の靖国通り沿いにオープンしたお店。なんでも、このオーナーは、Nさんと同じ新潟出身で、話があうことからよくお邪魔するようになったのだとか。

お店のKさんの友人が盲動犬を引退した犬を引き取るボランティア活動に関心を持たれているそうで、Nさんから、わたくしに相談に乗ってほしいとご依頼も。

お店は2・3階に分かれ、3階は、昔懐かしい手押ポンブ井戸などがあしらわれた、純和風の空間。そこのカウンターで、2時間ほど談笑。水出し珈琲に続いて、特製つけ麺をいただきました。さらに 研究の末についに発売するという味噌ラーメン(写真)の試食まで。いろいろお世話になりました。

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飛べさうな耳の犬をり稲の花

9/6 岡田由季

(とべそうなみみのいぬおりいねのはな)

(おかだゆき)

こちらに向かって一心に走る犬の垂れた耳が、風にのって大きくひるがえる。大空へはばたかんばかりの勢い。「飛べさうな耳の犬」という表現と、よく見ないと見逃してしまいがちな「稲の花」の取り合わせが絶妙。

私はすぐ、ディズニーアニメ作品のキャラクターとして知られる、大きな耳で空を飛ぶ象・ダンボを思い浮かべた。

サーカスの母象から生まれた愛くるしい子象のダンボが、耳を羽のようにはばたかせて空を飛ぶシーンが、子供ごころにとても新鮮で、憧れた。

(わん句カレンダー)

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梅酒が飲み頃

6月に漬けた梅酒。そろそろどうかなと、壜の蓋を開けて、中の梅を取り出してみました。酔っ払わないように(笑)、少量を氷で割って。なかなか美味しくできました。

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犬がゐて霧の別れを見てをりぬ

9/5  橋本美智代

(いぬがいてきりのわかれをみておりぬ)

(はしもとみちよ)

霧の別れ」とは、霧の中の別れということだろう。そこに「犬がゐて」、「別れ」の一部始終を「見て」いたのだ。

私は、山のガイド犬・平治のことを思い出した。14年間にわたり多くの登山者の案内をして、映画にもなった秋田犬の平治。平治は、登山者の前をゆっくり歩き、分かれ道では止まって待ち、翌朝、登山者がテントから出ると座って待っていた、という。平治は、道に迷った登山者を何人も助けた。

大きく存在感あふれる山の犬が、霧の中から浮かび上がる。

(わん句カレンダー)

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秋の薔薇3 メアリーローズ

花のいのちは短くて、といいますが、日に日に色が褪せてしまいます。

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朝顔の顔でふりむくブルドッグ

9/4      こしのゆみこ

(あさがおのかおでふりむくぶるどっぐ)

一読、あははと笑ってしまう。「朝顔の顔でふりむく」って何?と思う以前、なんともいいようのないおもしろさ。

朝顔」は古くから人々に親しまれ、江戸・明治・大正と「朝顔」ブームが繰り返し訪れた。葉と花の多様な変化や組み合わせを楽しみ、さまざまな「朝顔」がつくり出されてきた。

犬の世界もこれと似たようなところがある。遺伝学でいう突然変異のような特異なものを血統として確立する。その最たるものが「ブルドッグ」とはいえないだろうか。

(わん句カレンダー)

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ハンドメイド レースクロス

レース編のテーブルクロス。

レース編む指に主役と脇役と 清水衣子

(悦花歳時記)

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天澄めるとき籐椅子に犬居らず

9/3     八田木枯

(てんすめるときとういすにいぬおらず)

(はったこがらし)

ふと見ると、夏の間「籐椅子」によく坐っていた犬がいない。

夏にくらべ、心地よい風が吹き、空気も澄みわたっている。気温も湿度も快適で、心身ともに落ち着き、豊かな心地になる。「天」も澄み切って、どこまでも見渡せる気がする。

そんな季節に誘われるように、いつの間にか犬も姿を消してしまった。満ち足りた日常の中の空虚感。

空ばかりか、水の流れも澄みわたり、虫の声や風の音、月の光にも澄んだ秋の風情が秋気澄む、空澄む、水澄むも秋の季語。

(わん句カレンダー)

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秋の薔薇 2 メアリーローズ

060829_3 060829_4 葉の虫食いがひどく、心配されましたが、春に続いて秋にも蕾を五つつけました。赤くふくらんでいると思ったら、今朝、一気に開きました。ちょうど、エブリンの花が終わった頃だったので、周囲がまた華やかになりました。

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愛犬の口いっぱいの残暑かな

9/2    長井俊介

(あいけんのくちいっぱいのざんしょかな)

(ながいしゅんすけ)

今年も厳しい「残暑」が続いているが、ようやく朝夕の涼しさを感じるようになってきた。

「愛犬」がワン!と元気に吠えたのか。あるいは、舌を長く伸ばして暑さに耐えているのかもしれない。その大きく開いた「口いっぱいの残暑かな」という表現がユニーク。「愛犬」しかも「口いっぱい」といったところに、決して暑苦しさだけではないものを感じている作者の様子がうかがわれる。

「口」と「残暑」の句には、「狛犬の口の奥まで残暑かな   渡辺初雄」も。

(わん句カレンダー)

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江戸ソバリエ シンポジウム

いよいよ「江戸ソバリエ認定講座06’」が9月開講いたします。
●認定講座スケジュール

http://www.edosobalier.jp/schedule.html

●認定講座に先立つシンポジウムは9月16日に開催されます。わたくしは、第1回シンポジウムのコーディネーターをつとめましたが、その折、ご登壇いただきお世話になりました「巴町砂場」のご主人が、8月に逝去なさったそうです。奥ゆかしさときっぷの良さを兼ね備えられた方でした。もっといろいろお話をうかがいたかったと思います。心よりご冥福をお祈り申しあげます。
http://www.edosobalier.jp/symposium06.html

●江戸ソバリエ認定制度についてhttp://www.edosobalier.jp/structure.html

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