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2006.06.01

『どつどどどどう』2

私が、一平さんにお会いしたのは、俳句を始めて間もなく、初めて吟行に参加したときである。

「休日に句会に出るときは、子供も連れて行くようにいわれているから」と小学生のお嬢さんを連れてみえていた。毎日のように句会に出席して修練されている「猛者俳人」とは、そのときは知るよしもなかったが、「えつかちゃん」と新人をあた

たかく迎えてくださったことが印象に残っている。

以来、その印象は変わらない。考えてみれば、不思議ではある。一平さんとはさまざまな句会や吟行にご一緒してきたが、若い句友に混じっての句会でも、ベテランだからといってことさら気負うでも威張るでもない。

どんなときも気どらず、淡々とされている。クマさんのように大きな身体を心なしか丸めて、寡黙にノートにサインペンを走らせ、一心に句を詠む朴訥な横顔が浮かぶ。

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