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蕎亭 大黒屋

浅草観音堂の裏、つまり言問通りに面した所に5656(ゴロゴロ)会館なる建物があります。雷おこしのビルだからゴロゴロだとか。私は、ここで初めて幇間芸を拝見しました。

そのゴロゴロ会館の横の、風流な感じの柳通りから左に入ったあたりに「蕎亭 大黒屋」(きょうていだいこくや)があります。「天麩羅の大黒家」とは違います。

駅からは、かなり離れており、わかりづらい場所にありますが、木造の店構えは、浅草の街並みになじんで、風情があります。まさに隠れ家的な蕎麦屋です。

ご主人の菅野成雄さんは、足利一茶庵の蕎聖(きょうせい)とわれた片倉康雄さんの直弟子です。ご夫人も一緒に片倉さんの指導を受けておられたそうで、秘蔵写真も拝見しました。

ご夫妻ふたりで営んでいるお店なので、品物が出てくるまでに時間がかかることもかもしれません。価格も一般の蕎麦屋に比べて高めなので、なかには、一度かなり待たされたことに懲りてか、「あの店は。。。」と不満の声も耳にしたことがあります。しかしながら、私は何度かうかがっています。

待ちに待ったお蕎麦(おせいろ1100円)は、横長の、品の良い器に入れられています。やや太めですが、ツヤツヤに輝くお蕎麦。弾力があり、噛むたびに蕎麦の香りがします。

蕎麦粉は、金砂郷と黒姫産を毎日、蕎麦工場と呼ばれる(?)二階にある石臼で挽いておられるそうです。

予約しておいた蕎麦ずしは、椎茸、レンコン、生姜、三つ葉が入った美しいもの。

オススメは、粗挽き蕎麦掻き(1600円)。作りたてが、取っ手付きの陶器のまま出されます。工夫された容器は、すべて特注だとか。粗挽きのため、少し黒っぽい蕎麦掻きです。ふわふわの蕎麦掻きは、生醤油でいただいたあと、黄粉をまぶしてもとても美味しくいただけます。

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