ドッグイヤー
じょにーは原っぱが大好きでした。
ちょうど1年前のアルバムを開いていたのですが、そこでも、じょにーは、近所(徒歩数分)の原っぱまでお散歩に行って、しばらくそこで気持ちよさそうに日向ぼこしていました。
ドッグイヤーということばがあります。犬の1年は人間の4年にも相当するというものです。それくらいもの凄いスピードで老いているということでしょう。
じょにーに寄り添いながら実感したのは、犬の最晩年の1カ月は人間の1年にも相当するのではないか、ということです。
ですから、人からは、じょにーは、1年前も1年後も同じ、たんなる老犬にしか見えないかもしれません。が、私の目には、1年前のじょにーは、1年後のじょにーに比べると、外見もかなりしっかりしています。首はうなだれることなく高くもたげ、あたりを見据える様子にも力強さがありました。
それからじょにーは、前に述べたように1カ月に人間の1年にも相当するスピードで老いてゆき、ついに12月に力尽きたといえるでしょう。というと、どこか悲壮感が漂うかもしれませんが、じょにー自身は、老いに抗うことなくあくまで飄々として、私から見ると、泰然としていたような気がしています。
じょにーが毎日のように通っていた、その原っぱも今年になって、すべて家が建ち(5軒)、すっかり消えてしまいました。
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