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東京の下町といわれるところに仕事場を持って、10年近くになる。

もともと、千葉都民と呼ばれるような住宅地で育ったので、ここに実際に暮らすようになってから、それまで無縁であった新しい発見がたくさんあった。

忘れもしない、移り住んで初めて迎えた6月の第1日曜日。

早朝、潮騒のようなざわめきに目が醒めた。

テラスに立つと、眼下の道路が、祭半纏に身を包んだ若衆にびっしり埋め尽くされている。

近くの鳥越神社の「鳥越夜まつり」のはじまりを告げる神輿の渡御であった。

御鎮座1350年を過ぎた鳥越神社では、とんど焼をはじめ、稚児行列、芽の輪くぐり、水上祭形代流しなど、四季折々の行事が行なわれる。

入谷の朝顔市、浅草寺の鬼灯市、隅田川花火大会など、さまざまな行事とともに、私は、ここでの暮らしに少しずつ馴染んでいった。

  神域のあかるすぎたる緑の夜  吉田悦花

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Comments

鳥越祭り6月11、12日ですね。
おかず横丁が、良いですね。
当日、ウロウロしてるかも、知れません。

Posted by: タンマ | 06/01/2005 23:31

タンマさん おはようございます♪

そうでーす!
祭の準備でこの界隈も
静かに熱気を帯びてきたような気がします

Posted by: えつか☆ | 06/02/2005 09:32

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