« March 2005 | Main | May 2005 »

April 2005

わん句

「わん句」の結果発表をご覧になったみなさまから、お寄せいただいたメッセージの一部を抜粋してご紹介。
(ありがとうございます!)

みなさまの愛情あふれる「わん句」に幸せな気分になりました。(Aさん)

「わん句」の選、お疲れさまでした。佳作に選ばれました。万歳!(Bさん)

「吉田悦花のわん句」のサイト、お気に入りに入れました。これからも楽しみにしています!(Cさん)

入賞?? まじ? うれしーー! 私は調子に乗りやすいタイプなので、次も応募しちゃおうかな~。頭の中の言葉遊びの楽しさに目ざめつつあるのでした。(Dさん)

可愛い句がたくさん集まりましたね。最優秀賞の「無芸大食」「朝寝」の犬なんて、本当にその姿が目に見 えるよう。大きくてぼおっとした、そういう犬が好きです。(Eさま)

「わん句」のおかげで、犬と散歩しながらあちこち見て考えることが多くなりました。(Fさん)

目を見張るものがたくさんあって、思わず頷いたり感心しています。愛犬に寄せるみなさまの想いに触れ、心あたたまる気持ちです。(Gさん)

犬好きの方は、愛犬を見て俳句を詠むので、犬と一緒になって楽しんでいる感じが良く出ていますネ。(Hさん)

| | Comments (2) | TrackBack (1)

第2回「吉田悦花のわん句」結果発表

みなさま、お待たせいたしました!

全国からたくさんのご応募をいただきました、第2回「吉田悦花のわん句」結果が発表となりました。

下記のホームページの「わん句大募集」をクリックしてご覧くださいませ。

同時に、第3回の応募要項(6月25日締切)もアップいたしました。

今後ともご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

http://homepage3.nifty.com/e-factory/

| | Comments (0) | TrackBack (0)

チューリップ

いま、我が家では、チューリップが満開である。10種類ものチューリップ(正式なカタカナ名は忘れた)が、それぞれの鉢で咲き誇っている。

朝が来ると花を開き、夕暮れになると花を巻くようにして閉じる。

開ききったときと、つぼんだ状態の花びらの彩が微妙に異なることもあり、長いこと愉しませてもらっている。

たかが、チューリップというなかれ。というか、私自身、チューリップというと、幼稚園児の頃、クレヨンで塗りつぶしていた真っ赤な花を思い出すように、シンプルで、あっけらかん、それだけに少し奥行きに欠ける印象も抱いていた。

しかし、今咲いているものは、チューリップの原種だそうで、街中で見かけるチューリップとはかなり異なる。

薄いピンク、フリルのような花びらのもの、薄紫のものなど。葉も、一般のチューリップとは違い、すうっと細長く伸びている。愛らしく、繊細で、どこか妖艶ですらある。

三年の恋愛周期チューリップ   吉田悦花

ところで、我が家族は、父も母も、そして弟も、土いじり、今でいうガーデニングが趣味。

つまり、庭に植物を植え、育て、花と緑で美しい空間をつくり、自然の恩恵を日日の生活に取り入れる、といった活動を好んで精を出している。両親は以前、自宅前の土地で家庭菜園もやっていた。

朝夕、庭木にホースで水やりをするなどの世話が欠かせない。皆それぞれお仕事を持っている。はっきりいって、こうした管理は、時間的にも体力的にも、かなり大変なはず。

弟は、そんなことはおかまいなしに、毎週のように大小さまざまな草木を持ち込んでいる。最初は快く受け入れていた父も、最近はさすがにうんざりしているよう。

土いじりと花を愛でるのが大好きな父と弟。しかしながら、それぞれの行為を具体的に見ていると、いろいろな違いが見られる。

| | Comments (2) | TrackBack (1)

セール

このところ、少しずつ蔵書を処分している。今年に入ってすでに300冊近く処分したのではないか。書棚や物入れなど、かなり余裕が生まれた。

実家に、仕事場に、現在の住まいにと、仕事柄、本の類いが増え続けることはあっても決して減ることはない。増殖する一方の本に対して、なんとかしなければと、一念発起したわけですが。

しかし、どれもそれなりに愛着のあるものばかり。とても、捨てられない!!

あらためて見ると、大切な方からのサイン入りというものが、思っていた以上に多い。

なかには、大島清先生(大脳生理学者)のように、毎月、新刊が出るたび、1冊ずつ丁寧にサインを入れ、あたたかいメッセージを添えてご恵送くださる方もおられる。

それが、有り難いことに、10年来続いている。おかげさまで、私の書棚には、「大島文庫」といってもよい、大島先生の著作コーナーもできている。どの著書も大切に読み返して、そのたびに励まされている。

考えた末、まずは、仕事場近くの古書店に、コミックや文庫本を引き取っていただくことにした。「1冊○円でお引き取りします」といわれる店主に、「おカネはいりませんから、どうぞ」と。

なんだか少し身が軽くなった気分でいた。

先日、その店の前を通りがかったところ、「セール」の赤い札が貼られていた。

「えっ」と思って、私は、「閉店セール」の文字に目を凝らした。


桜餠匂ふ頑張れとは言はず  吉田悦花

(『炎環 新季語選』より)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

犬歯

そういえば、実家の庭の金柑と柚子は、当たり年だった。

ヒヨドリやキジバトがよく啄んでいた。小鳥が食べる分を残して、梯子を掛けてせっせっと摘み取った。

柚子は、さまざまな料理に用いたり、柚子湯にしたり、さらには柚子の化粧水など、なにかと重宝する。ご近所や知り合いにも差し上げて喜ばれた。

金柑は、はちみつ煮の瓶詰めをたくさんつくった。これは、愛犬ジョニー(18歳)もけっこう好きで、おやつ代わりに一粒食べさせていた。

それはそうと、私の朝食は、炊き立てごはんと納豆という、典型的ニッポンの朝ごはん。

しかし、最近は、トーストに自家製の夏みかんジャムをたっぷり。完全無農薬の夏みかんの皮をふんだんに煮込んだ色鮮やかなジャム。その恩恵に預かっている。

コーヒーは、これまた戴きものの「カフェゴデイバのチョコレートクリーム」ミルクたっぷり。

そして、ジョニーには、通常の手づくりごはん(「ジョニーおじや」のレシピは、拙著『老犬との幸せなつきあい方』の食事編でご紹介)に加えて、昨夜の鰤大根の残りの大骨を与えた(もちろん塩分はよく抜いて)。

すると大喜び! 骨をくわえたまま、室内を駆け回っている。ようやく落ち着いて、口から大骨を離したと思うと、がりり、がりり。

老犬の割りには、歯は揃っているし、強いんですよね。

老犬の大きな犬歯シクラメン   吉田悦花

| | Comments (0) | TrackBack (0)

夏みかんジャム

近郊農家の知人から、葉つき大根、キャベツ、白菜、小松菜など、旬の野菜をたくさんいただく。おかげさまで、この冬は毎晩のように野菜鍋を堪能した。

このところ、ハマっているのは、自家製の夏みかんジャム。というのも、ある日、お庭で熟したという夏みかんを1袋届けていただいた。米袋みたいな大きな袋に、100個ほどの夏みかん。

もともと柑橘類は大好きで、近年はデコポンがマイブーム。ですが、100個ですよ! 毎日、朝昼晩と1日3個ずついただいたとしても~~。というわけで、ジャムづくりにめざめた。

以前、いちごジャムづくりに挑戦したことがある。しかし、夏みかんジャムは、それよりずっと手間がかかる。

1個1個きれいに皮を剥いて、中の小さな袋から1つひとつきれいに実を取り出す。摘みたてのやわらかい皮を細かく刻んで、袋から出した実を加えてコトコト煮詰める。

日頃、野菜スープや薬膳カレーづくりなどで、こういう作業はキライではないのだが。煮詰めている間は目が離せない。キッチンは、夏みかんの甘い香りに包まれる。

できあがった夏みかんジャムをガラス壜につめて、知り合いのみなさんにプレゼント。トーストに、自家製カスピ海ヨーグルトにと、夏みかんジャムは大活躍している。

春野菜は ほんのりした苦味を持つものが多く、それが季節の変わり目の体調を整えるのだとか。夏みかんの爽やかな香りとほのかな苦味。それが、私の元気の源かなぁ

マスカラをつんつん塗りし四月かな  吉田悦花

(『炎環 新季語選』より)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

サクラ

毎年、桜の季節になると、人はなぜあれほどまでに心浮き立ち、浮かれ騒ぐのだろうか?

花には、人を狂わせるフェロモンのようなものがあるのだろうか?

どうやら花も、存分に咲き誇り、人を愉しませることに喜びを感じとっているような気がしてならない。

咲ききって、潔く散る。そんな桜に美学を感じる日本人である。花のキモチが我々に伝播して、人が狂うのも無理はない、と思う。

さて。私は月に1度、よく歩く1日を持つようにしている。

ある日曜日。午前11時にJR国分寺駅で待ち合わせ。湧水のお鷹の道に入り、真姿の池から武蔵国分寺へ。国分寺趾に出ると、ちょうどお昼どきになった。青草の上で、持参したおにぎりを取り出す。

さらに、駅前の殿ヶ谷公園へ。やわらかな土の感触が足裏にやさしい。清涼な空気。まるで別世界にいるよう。新緑の美しさに打たれた。

「崖の道」をひたすら歩く。そう。今回のテーマは、この崖の道をめぐることにあった。最終ゴールの武蔵小金井駅に着いたのは、午後5時近く。

今度はどこを歩こうかな。

抱き合つてゐたり来世の花明り  吉田悦花

(『炎環 新季語選』より)

| | Comments (2) | TrackBack (0)

初心

仕事場での撮影のつづきを。

インタヴューのお仕事で必要な仕事道具も紹介したいということで、あわててテープレコーダーや取材ノートやペンなどを用意した。それらを並べて撮るカメラマン氏。

日頃、取材することには馴れているはずなのだが。逆に取材・撮影される側になると、自分の恥部をさらけるようで、恥ずかしさばかりが先にたってしまう。

それはともかく、私の紹介記事は、「好奇心は無限のエネルギー」と題して、カラーの学校案内の見開き2ページにおさまった。

キーボードに向かう横顔の写真はボツになったのか、インタビューに応える私の姿が大きく掲載されていた。

「人間への好奇心をもとに、さまざまな人間像を発掘・追求し、記録する。それが私の基本姿勢といえるかもしれません。歴史の中に埋もれていく、名もなき個人の歴史にも関心があります」

なーんて。今読み返しても、カッコ良すぎる気もする。しかし、初心を忘れない意味を込めて、あえて。

最近、やりたいことがたくさんあり過ぎる。思いばかりが先走って、なかなか目先の一つことに集中しきれない自分自身に気づくことがある。

まだ、なにもやり遂げていないというもどかしさもある。それでも、駆け出しの頃と同じで、好奇心だけはいっぱい。

どんなことからでも吸収することができる、心身の柔軟さみたいなもの。それは失いたくない。まさに、好奇心は無限のエネルギーだから。

(初出・月刊「出版ニュース」編集者の日録)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« March 2005 | Main | May 2005 »