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2005.02.01

初めての俳句の作り方③

俳句を始めたばかりの頃、私が句をつくるのは、仕事の行き帰りなどが多かった。そのせいか、どうしても似たようなパターンの俳句ができてしまう。頭の中のイメージに頼った、人から見れば「感動の薄い」俳句に偏りがちであった。

よく「家の中で歳時記と首っ引きで俳句をつくっている」という声を聞くが、私は歳時記すら満足に目を通すこともなかった。かなり怠慢というか、あくまで自己流、良くいえばマイペース。

今なら、「戸外へ出て句をつくる(つまり吟行する)習慣を身につけると自然と俳句も上達するようですよ。そのほうが、人の動きや自然の変化にじかに接することができるので、驚きや感動にも出会いやすい。仲間と吟行に出かけて、その後で句会をすることは、楽しく効果的な俳句上達法といえるでしょう」

といったことを、エラソーに述べることも可能であるが。当時の私は、俳句を学ぶという意識が薄かった気がする。いたって無頓着であった。吟行のことも理解しないまま、誘われるまま初めての吟行に参加した。

それは手賀沼吟行という、水鳥が集う沼地巡りであった。昼前から夕方までかなりの距離を歩いた。「俳句をなさる方たちって健脚だなぁ」と感心した。

しかし、私はもともとアウトドア志向というか、歩くことは大好きなので、苦にはならなかった。それにしても、みなさん元気で、好奇心旺盛。道端の植物一つひとつに関心を示し、おしゃべりをしながらの楽しい散策であった。

しかし、句会場に到着して、さすがに慌てた。俳句を提出するときになって、朝から一句もつくっていなかったことに気づいたのだった。

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