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January 2005

初めての俳句の作り方②

実は私、初めて出席する本部句会に、いきなり遅刻してしまった。顔も知らない先輩のみなさまが30人くらい勢ぞろいしている会議室に、ひとり入っていった。

句会がどのように行われるものか、どのような方たちが参加なさっているのか、ほとんど理解していないありさまであった。句会では、実質四時間くらい、席に座っていなければならなかった。

いきなり初回に遅刻した私は、すっかり動揺したためか、あたりを見回す余裕すら失っていた。最初から最後までずっと下を向いていた気がする。どのような俳句が出されて、どのような話が交わされていたのか。ほとんど覚えていない。

天気の良い休日の午後、会議室の一室。じっと座っていると、なんだか背中がムズムズしてきた。耳元で「イイワカイモノガ、コンナトコロデ、ジットシテイテ、ヨイノカ」なんて、ささやきが聴こえてくるような気がした。

句会に馴れない頃は、なぜか突然、窓の外に飛び出したくなるような衝動に襲われることもあった。子供の頃、ずっと「落ち着きがない」といわれていた私。正直なところ、少し忍耐が入った。

しかし、何事も参加してみなければ始まらない。新しいドアも一度開いて、中に入ってしまえば、あとは何回か参加しているうちに、順応するというか、リラックスして楽しく参加できるようになるもの。

あまりかたぐるしく考えないほうがよろしいでしょう。これから俳句を始めたい、あるいは句会に参加しようという方には、そのようにアドバイスしたい(笑)。

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初めての俳句の作り方①

私が俳句に親しむようになったきっかけの1つが、編集部の「おとうさん」との交換日記、ではなく、交換メモであったことは先に述べた。

最近は、カルチャー講座が俳句をはじめるきっかけ、という方が増えている。私の友人にも、カルチャーセンターの俳句講座で俳句をはじめたというケースが少なくない。

例えばMさん。もともと詩吟の講座を希望していたのだが、すでに定員になってしまっていた。なので、まだ申し込みを受け付ていた俳句講座を申し込んだそう。

Sさんも第一希望は、文章講座だったとか。そういえば、Rさんは作詞講座からの転身組だ。

Mさんが入った俳句講座は、大手新聞社が運営するカルチャーセンターの「初心者向け」で、二十代から七十代の男女が、性別・年齢・職業を超え、さまざまな俳句をつくっていた。

そこで大いに刺激を受けたMさん。少しでもおもしろい句をつくりたいと、ああでもない、こうでもないと、常日頃から言葉を吟味するようになったとか。それが、「脳みそをフルに使っている感じがして、とても心地よかった」という。

Kさんは、転勤先の不慣れな土地で閉じこもりがちにならないよう、地元の生涯学習講座の俳句教室を訪ねた。

「絵画や楽器演奏となるとそれなりに道具を揃えるなどの準備も必要ですが、俳句ならペンと紙さえればなんとかなるかもしれないと思いました。俳句をたしなんでいた父親の影響もあったのかもしれない」とKさん。

漠然とした中にも、心から打ち込めるものを見つけたい、なにか書くことで自己表現をしたいといった衝動に、それぞれ駆られていたのかもしれない。

このほど『カラー版 初めての俳句の作り方』(成美堂出版)が刊行された。私も執筆協力しておりますビジュアルな俳句入門書。オススメです。

http://www.seibidoshuppan.co.jp/new/index.html

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20代の頃、職場でたまたま前の席におられた、銀髪のベテラン編集者が、長いこと短歌をたしなんでいる方だった。

古典に詳しいその編集者を私は「お父さん」と呼び、日頃から、仕事の最中にごく私的なメモのやりとりをしていた。

お父さんは、「老いらくの恋」といってはナンですが、毎日のように逢っている仲睦まじい彼女がいた。

「今日はデートですか?」と問い掛けたりして、私とお父さんは、世代を超えて、互いの恋について語らうようになっていた。そのうち、お父さんが自作の歌を彼女にプレゼントしていることも知った。

あるとき、茶目っ気を出した私は、「いかがでしょう?」と、メモ用紙に記した俳句を本棚越しに手渡した。ある意味でそれが、私の俳句づくりのはじまり、だったかもしれない。

しばらくすると、先ほどのメモが戻ってきた。「拝見しました」という言葉に続いて、丁寧に句の感想が記されていた。

こうしたやりとりが面白くて、毎朝、出勤途上で俳句をつくっては、会社に着くなりメモして、お父さんに渡すようになった。

その頃、つきあっていた彼にも、自分の俳句を見せて、無邪気に喜んでいた。短歌はお父さんにまかせて、私は俳句で、という気持ちもどこかにあったのか。

そのせいか、当時はやたらと短歌調の「恋の句」が多かった気がする。

それも、なんだかねぇ。


  きみだけにいへるわがまま花野菜  悦花

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わん句大募集

愛犬への想い 俳句で表現してみませんか?
あなたの愛犬を見つめながら一句詠んでみましょう

●わん句 応募要項

犬への想い、あるいは犬の気持ちになって
俳句で表現してみてください
季語を入れ、五・七・五のかたちにまとめましょう

<例> 犬の首すっぽり包む青マフラー 悦花

●審査員 
吉田悦子(ノンフィクション作家)
http://homepage3.nifty.com/e-factory/
「吉田悦花のhaikuファクトリー」
http://touki.cocolog-nifty.com/

●応募方法
メール・はがきの場合
郵便番号、住所、氏名、性別、年齢、職業、
電話番号、FAX番号、メールアドレス
を俳句を明記のうえ、ご応募ください
詳しくはコチラをご覧くださいませ
http://www.wanwantown.com/news.html

性別・年齢等の制限はありません
どなたでも応募していただけます

応募数に制限はありませんが
1回につき2作品までとさせていただきます
なお応募作品の返送はできません

心を和ませるあたたかな作品を選考したいと思います
応募作品の著作権は主催者が所有させていただきます

●発表
平成17年2月28日(月)
ホームページ「WanWanTown」にて発表いたします

●締切  
平成17年2月20日(日)
※郵送の場合、当日消印有効

●応募先・お問合せ先
TNC わん句募集係
住 所:東京都港区芝2-10-4 電巧社ビル3階
電 話:03-5730-6680 
FAX:03-5730-6654
E-mail:tnc@wanwantown.com
http://www.wanwantown.com

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